コラム

(46) Give to Ukraine now!

 マーティ・キーナート


今、私が執筆しているこの最中にも、300万人ものウクライナ人がロシアの軍隊に国を追われて避難しています。さらには200万人以上のウクライナ人が攻撃されている大都市から家を追われ、安全を求めて移動しています。これは世界第二次大戦以来、の最も大きく非人道な危機であり許されない事です。それを憂う世界中の篤志家たちからは、ウクライナに助けの手を差し伸べるべく続々と寄附が寄せられています。

UNHCR –(国連難民高等弁務官事務所)– では2月24日以降、すでに250億円以上もの寄附が集められています。スウェーデンの有名な家具メーカーであるIKEAは、30億円の寄附を行っており、それに続く世界中の有名企業からの寄附も相次いでいるとのことです。 IKEA社のCEOであるPer Heggenes氏は、「これは人類の悲劇です。私たちは誰もがHOMEという安全な場所があるべきなのにそれを奪われている人々がいる。我々はこのひどい殺戮行為の被害者である子供達と家族を助ける為にどんな事でもやらなくてはならない」と訴えています。

私たち一人一人にもできる事は多くあります。
https://www.unhcr.org(国連難民高等弁務官事務所WEBサイト)

私が個人的に気に入りささやかな寄附をしたのは、"Doctors Without Borders.(国境なき医師団)"という団体です。
https://www.doctorswithoutborders.org
この国境なき医師団は、独立した世界的な組織で世界中のあらゆる医療を必要としている場所にメディカルケアを届ける活動をしていますが、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、ウクライナの病院への医療サポートをずっと行っています。また訓練された医師看護チームを現地に派遣し、現地で日々、人々を助けています。

もう1つの私が推薦したい団体は、"World Central Kitchen."です。
https://wck.org
この団体は、スペイン系アメリカ人のシェフ、José Andrés氏によって設立され、世界中の食事を必要としている場所へ食べ物を届ける運動を続けています。また、ウクライナ隣国のポーランドを中心に、ウクライナ、ハンガリー、モルドバ、ルーマニアの8つの国境検問所とスタッフセンターにサービス提供への支援も行っているそうです。

そして、あらゆる手助けを行う、
ウクライナ赤十字Ukrainian Red Cross
https://www.icrc.org/en/where-we-work/europe-central-asia/ukraine
日本に住んでいる私たちは、この世界で最も平和な国にいる事を感謝しなくてはいけません。 ウクライナの人々に手を差し伸べましょう。

国連UNHCR協会への寄附はこちらから
https://www.japanforunhcr.org/campaign/ukraine

なお、東北大学でもウクライナ支援の募金を実施しております。
以下URLより詳細をご覧いただけます。
皆様からのご支援お待ちしております。
https://www.kikin.tohoku.ac.jp/news/news_detail/view_express_entity/10



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マーティ・キーナート

<プロフィール>

アメリカ ロサンゼルス生。1968年スタンフォード大学卒。1969年慶応大学日本語コース修了。以来滞日40余年、一貫して日米を通じたスポーツビジネスに身をおく。2004年「東北楽天ゴールデンイーグルス」の初代ゼネラルマネージャー。仙台大学特命副学長/東北大学特任教授などを歴任。2018年よりプロバスケットボールチーム「仙台89ERS(エイティナイナーズ)」のオーナー代行兼シニアGM就任。   

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