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片平キャンパスの変遷と歴史

片平キャンパスの歴史は、明治20(1887)年、旧制第二高等中学校が設立されたことから始まります。以来、仙台医学専門学校や仙台高等工業学校、東北帝国大学、東北大学のキャンパスとして130年余りにわたり学生を育み、学都仙台の中心地として永く歴史を刻んできました。
平成29(2017)年には大学のキャンパスで初めて、「東北大学片平キャンパス地区」として都市景観大賞都市空間部門特別賞を受賞。歴史的建造物と、それに調和する新規建築物、緑豊かなオープンスペースが一体となった景観は、市民に開かれたキャンパスとして高く評価されています。

明治時代

明治20年
第二高等中学校創立
明治27年
高等学校令により第二高等学校大学予科と改称
明治34年
仙台医学専門学校創立(旧 第二高等中学校医学部)
明治39年
仙台高等工業学校創立
明治40年
東北帝国大学創立
仙台高等工業学校開校
明治44年
東北帝国大学理科大学開校
明治45年
仙台医学専門学校、仙台高等工業学校が東北帝国大学医学専門部、工業専門部として附属となる

大正時代

大正4年
星陵町に医科大学創設、片平の医専廃止
空いた建物を利用して応用化学科設置
大正8年
理学部、工学部、鉄鋼研究所開設
仙台高等工業分離独立、七軒丁通開通
大正10年
法文学部開設
大正11年
二高が北六番丁へ転出、二高用地取得
大正14年
正門完成

昭和時代

第二次世界大戦前
昭和10年
東北帝国大学理学部化学教室棟完成
昭和11年
正門への大路完成
創立25周年記念式典
昭和20年
空襲で全建物の約40%を失う
第二次世界大戦後
昭和24年
新制大学として再編
現在の敷地規模となる
昭和32年
創立50周年記念式典
昭和48年

理学部が青葉山へ移転
理学部化学教室棟の1階を標本室として使用
附属図書館が川内へ移転
昭和61年
空き家となっていた旧附属図書館を東北大学記念資料館新室として改修

平成時代

平成7年
青葉山に自然史標本館完成
理学部化学教室棟の標本室機能を移転
平成12年
東北大学記念資料館新室を東北大学史料館へ改組
平成16年
空き家となっていた理学部化学教室棟を東北大学本部として改修
平成19年
創立100周年記念式典
平成23年
東日本大震災
キャンパス内の建物も被害をうける

登録有形文化財一覧