職員の声

教育・研究支援系技術生物・生命科学群/農学部・農学研究科
岡田 夏美
(2008年4月採用)

現在、担当している仕事について教えてください。

 生物・生命科学群は、動物・植物施設管理、研究室・学生実験実習支援、遺伝子操作・細胞培養、解剖・病理・法医など、生命科学に特化した技術の支援を幅広く行っています。その中で、農学研究科・農学部の生物化学コースの学生実験支援を主な業務としています。7つの研究室が学部3年生に向けて1年かけて行う実験を年間通して補佐しており、扱う対象は植物・微生物・動物細胞・有機化学など多岐に渡ります。


本学職員を志望した決め手は何でしたか?

 教育・研究支援系技術職員の存在を就職活動中に初めて知り、大学の研究教育支援の現場に直接関われることに魅力を感じました。その中でも本学は、職場見学の際に訪問したどの部局でも高い水準の研究教育支援が行われていると思われましたので、志望しました。


この仕事で「一番嬉しかったこと」「この仕事に就いて良かった」と思ったことはどんなことですか?

 教育支援を主としていますので、学生が技術や知識を一通り身に着けて成長していくことが嬉しいです。また、就職した卒業生から「仕事で必要とされる知識技術の基礎を学生実験で作ってもらった」と言われると、社会を支える人材の育成に携わっていることを実感し、嬉しく思います。
 業務が多極化して教育支援に専念するのは難しくなりつつありますが、学生と密に関わる業務に携われるのは非常に貴重な経験だと思います。

仕事のやりがいについて教えてください。

 柔軟に業務の幅を広げていけるところにやりがいを感じます。
 現在、主業務である学生実験支援のほかに安全管理や3Dプリンタによる高分子模型の受注作製などを担当しており、更に部局の広報・ホームページ管理についても勉強中です。それぞれが独立しているようでいて互いに補完しあう部分がありますので、既存の業務の改善にも役に立つことが多く、その点に面白さを感じます。 また、私は今の業務を確立するのに時間がかかりましたし、新しい提案を出して軌道に乗せていくことも得意ではないため、周囲に助けていただくことが多いので、尚更やりがいと責任を感じます。

現在、就職活動をしている学生にアドバイスをお願いします。

 就職活動(特に面接)は自己主張がはっきりできる人が何かと有利に見え、弁の立つ人と比較して焦ったり不安になったりすることも多いと思います。
 しかし、日々学生の様子を見ていると、忍耐強く地道に物事を成し遂げられる人、繊細で優しく常に周囲に気を配れる人、周囲に流されずルールやマナーをしっかり守れる人など、違った形で集団を良い方向に導ける人が沢山います。そういった長所を自分から否定せず、むしろ大いに自信を持ってほしいと思います。 就職活動に限らずですが、不安や焦りに負けて道を外れてしまうことのないように、十分に気をつけてください。

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