東北大学について

ごあいさつ

東北大学総長 大野 英男

 東北大学は、明治40年(1907年)の建学以来、一世紀以上の歴史を有する総合大学として、「研究第一」、「門戸開放」、「実学尊重」の理念を掲げて優れた人材を輩出し、数多くの研究成果を世に送り出してきました。

 併せて、研究第一主義を理念に掲げる本学は、技術革新を生み出して現代の社会を形づくる大きな変革を促し、また東日本大震災を経験した総合大学として、災害科学及びその関連分野で世界を先導しています。世界の様相が激変する中にあって、高い水準の教育と研究を一層発展させ、社会に貢献することが、本学には求められています。

 このような中、本学は平成29年6月30日に文部科学大臣により指定国立大学法人の指定を受けました。指定国立大学法人としての東北大学の将来構想として「世界から尊敬される30傑大学を目指して、創造と変革を先導する大学」となることを目標に掲げています。「絶えざる卓越した教育研究による知の創造」と「社会・経済の変革を先導」を実現するためには、構成員の英知を結集した不断の改革が必要です。

 このため、職員の役割はこれまで以上に重要になっています。大学経営のプロフェッショナルとして、教員と連携し協働して本学を運営します。皆さんの若い力、柔軟な発想は東北大学をより時代や環境の変化に適応したものとするエネルギーとなると考えています。変化に柔軟に対応し、積極的に企画立案に関わっていく、そのような人材を求めています。

 本学は「職員の成長」を大切に考えています。「職員個々人の成長」を伴わない「組織の発展」はないからです。自ら学び、考え、成長する意欲のある方には、様々な可能性が広がる職場です。一人でも多くの皆さんに、本学職員への扉を叩いていただくことを期待しています。

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