七つ森方向の展望
医学部附属病院新西病棟外観

 

 夕暮になると、新西病棟の東端にある食堂の明かりがイルミネーションのように輝いて17階までが光って見えます。東北大学の建築物の中では唯一、悩める患者の皆様が療養する場であるため、ここちよく過ごす日々を包み込む建物になっています。
 新西病棟は平成9年から4年をかけて完成しました。従来の病棟に比べると大幅に病室や廊下が広くなり、看護室も開放的で、患者さんが快適に療養できるよう設計されています。エレベーターホールは広くて見通しがきき、開放感があります。看護室では看護師が細やかな心配りで応対してくれます。病室へ通されると、大部屋は4人部屋で、一人一人のプライバシーが最大限守られることを願って独立した空間を占めることができるよう配慮されています。落ち着いた空間づくりを心がけた個室もあります。また、すべての部屋にトイレが付き、個室にはバスも付いています。
 四方の展望は素晴らしく、太平洋、仙台港、蔵王山、七つ森などを一望に見渡すことができ、四季折々の風景が楽しめます。
 4年後には、同規模の新東病棟が完成し、約1,200床を数える世界有数の充実した施設内容の病院となります。
                     佐々木英忠(医学部附属病院老年・呼吸器内科長)

 

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『まなびの杜』は3月、6月、9月、12月各月月末に発行する予定です。
『まなびの杜』編集委員会委員(五十音順)
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梶谷  剛 行場 次朗 齋藤 忠夫 佐藤秀夫
田邊 いづみ  仁田 新一
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編集後記

 田中耕一氏のノーベル化学賞受賞に沸く10月第2週、工学部・工学研究科は祝賀気分にあふれていました。若々しい田中氏が本学卒業生として初めての受賞者となり、在学中の学生・大学院生および卒業生にとって、自信と希望の湧く出来事でした。私は8月に旧応用物理学科棟から電気情報系本館に引っ越したばかりですが、田中氏が同じ建物の中にあった安達三郎研究室(電気理論講座)で卒業論文を書かれているので、田中氏が受賞してからの身近な学生たちの高揚ぶりを楽しく拝見しています。折りがあって、田中氏の「損失性媒質とダイポールアレイの組み合わせによる平面電磁波の吸収」と題された卒業論文を手にする機会がありました。青罫の入ったトレーシング紙に黒インクで手書きされた論文には、当時めずらしかった計算機で作図された図面が多数入っています。論文の完成には先輩学生の助力が不可欠だったとの話も聞きましたが、田中氏の几帳面さをそのまま反映したような清々しいものです。
 本稿が印刷される12月には吉本高志総長の下で新しい執行部が仕事を始められています。平成16年の4月に予定されている本学の法人化に向けた具体的な組織作りが行われるのでしょう。ここ暫く、本学が疾風怒涛の時期に見舞われるのか、穏やかな移行期になるのか、期待と不安の始まりです。 

『まなびの杜』編集委員会委員 梶谷 剛


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