本センターは仙台から東北東へ約70kmの宮城県女川町小乗浜の海岸にあります。ここは寒流と暖流がぶつかる三陸沿岸南部に位置し、漁業資源が豊富であることから農学部附属水産実験所として昭和22年から活用されてきました。時代が移り、農学が生産と環境保全などを含む生活全般の応用科学へと展開する中、海洋域においても自然と調和した生産システムの教育と研究が必要となり、水産実験所から本センターに生まれ変わりました。
 本センターには学生実習室、大学院生・研究者用オープン実験室、室内および屋外飼育実験室、40名収容の宿泊施設、そして19トンの調査実習船が配備されています。これらを活用して、農学部学生の臨海実習のほか、中学生や高校生あるいは社会人を対象とした臨海実習も開催されています。また、沿岸生物生産システム学講座ではカキ、ホタテガイ、アワビ、ナマコなどの海産無脊椎動物の生産と保全を行うための遺伝学的、生理学的、環境学的研究を展開しています。
 陸から見る海は美しく、ロマンを与えてくれます。一方、海から見る陸は、私たち自身の生活を考えさせてくれます。海から自分を見てください。きっと新しい人生観が生まれるでしょう。

 木 島 明 博(農学研究科附属海洋研教授)




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●「まなびの杜」は3月、6月、9月、12月各月月末に発行する予定です。
●まなびの杜編集委員会委員(五十音順)
 伊藤 弘昌 榎本 武美 大滝 精一 国分 正一
 田邊いづみ 仁田 新一 長谷川公一 森  勝義
 森   啓 渡邊 忠雄
編集後記

 東北大学の市民向けの広報誌としてスタートした「まなびの杜」も発刊以来満3年を迎えました。その間、市民の方々などから、特にマスコミの方から大学らしからぬ(?)体裁と語りかけが気に入っているとのお褒めの言葉を頂戴するまでになりました。ここまで育てて頂いた市民の皆様に厚く御礼申し上げます。
 また、興味のあるテーマをいかに分かりやすくするかを最優先するあまり、失礼をかえり見ずに著者に修正をお願いすることも多々ございました。まだまだ不充分な点もありますので、これからもいろいろな角度から検討を重ね、読みやすく面白い内容になるよう努力していく所存です。
 今大学の中では、東北大学の在り方に関する検討委員会を設け、国際的にも研究と教育面でトップの大学たらんと、ハード・ソフト両面の改革を強力に進めております。とりわけ、“地域に開かれた大学”として市民の皆様の視点をも考慮した改革にも力を注ぐとともに、美しいキャンパスを市民の皆さんと共有して楽しんで頂きたいと考えております。
 今後とも東北大学の学術文化を市民の財産として頂けるように、紙面に常に新しい風を吹き込んで参りますので、東北大学から発信して欲しいことなどございましたら是非お寄せ頂ければ大変ありがたく存じます。

(まなびの杜編集委員会委員 仁田新一)