同窓生インタビュー


佐々木桃子さん

様々な年齢や特性、背景を持つ子供たちとの関わりに、難しさとやりがいを感じています。

この4月より、私は東北大学病院小児歯科の医員として勤務を始めています。大学院博士課程2年次からの3年間は、グローバル萩博士学生奨学生として奨学金をいただきながら、「小児における新たな歯列異常の発症原因の解明とその対応法」をテーマに研究を進めていました。毎年仙台市の約1,000名の乳幼児を対象とした大規模調究を実施し、学会発表、論文投稿を行うなど、充実した研究生活を送ることができました。

佐々木さんの職場での様子

昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で、思うように研究が進められない時期もありまし たが、大学のコロナ緊急支援の一つとして奨学金を早期に受け取れたお陰もあり、無事に大学院を修了することができました。現在は週4日の診療と並行し、臨床と研究を結びつけた新たなテーマでの研究にも取り組んでいます。
私が歯科の中でも小児歯科を専門に選んだ理由は、子供の頃の口腔衛生への意識や習慣が、その子の生に大きく影響すると考えたからです。普段の診療では、0歳~51歳頃までの様々な年齢や特性、背景を持つ子供たちとの関わりに難しさを感じることもありますが、人生のとても大事な時期に、健全な口腔機能獲得のためのお手伝いができることに日々やりがいを感じています。


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