東北大学 Original Coffee

“THANKS BLEND”
 ストーリー

コンセプト開発者からのメッセージコーヒーのおいしい淹れ方その他

コンセプト

1976年創業、仙台の定禅寺通などに店舗を構える自家焙煎珈琲店「珈巣多夢」とコラボし、東北大学オリジナルブレンドを開発しました。

コーヒーの画像
コーヒーのイメージ

今回、オリジナルブレンドを開発するにあたりテーマとしたのは、ずばり「東北大学の伝統」です。東北大学には「研究第一、門戸開放、実学尊重」という3つの理念・伝統があります。これらを表現するため、具体的には、「仕事や趣味の合間のリフレッシュ時に、疲れを癒して英気を養う味わいを、産地や既成にとらわれない豆で。」ということをイメージし、ブレンド設計を進めてもらいました。 出来上がったブレンドは、程よい甘さとなめらかな飲み口、穏やかながら余韻ある後味の逸品に仕上がっています。

パッケージデザインには、片平キャンパスの本部棟(旧東北帝国大学理学部化学教室棟)などで採用されているスクラッチタイルをモチーフにしたパターンをあしらっています。この建物は、昭和初期に建設され、登録有形文化財にも指定されています。

東北大学の登録有形文化財についてはこちら
https://bunkazai.tohoku.ac.jp/kenzobutsu/

片平キャンパス本部棟(旧東北帝国大学理学部科学教室棟)

開発者からのメッセージ

―珈巣多夢 マスター 伊藤 暢康さん―

ブレンドのコンセプトをお聞きし、味のイメージはすぐに湧きました。ブレンドの銘柄・配合や、新たに豆を仕入れようか、、など色々考えましたが、結果的には、常時ある生豆ラインナップから配合や焙煎度合いを工夫することで、コンセプトにふさわしい新たな香味を作ることにしました。

今回のブレンドでのカギはインド(モンスーンマラバール)とインドネシア(ジャバロブスタ WIB-1)です。インド産珈琲は日本ではあまり馴染みがないですが、ヨーロッパのエスプレッソ用等で重宝されています。歴史を紐解くと、1600年代にインドのババ・ブダンという僧侶がこっそりイエメンから持ち帰った7粒の珈琲豆のうち、唯一発芽した1粒が、アジアに珈琲が広まったきっかけになった、という逸話が伝わっています。ジャバロブスタについては、安価なインスタント珈琲用豆、ブレンドの増量用としてしか認めない説もありますが、今回用いたWIB-1は最高級の品質です。麦のような独特の苦みは、スパイス的にブレンドすると全体の味を引き締め、他の豆を引き立たせてくれます。

珈巣多夢 定禅寺店店長 伊藤 暢康さん

当店では、父の代から、ダブル焙煎(焙煎工程を2度に分けるやり方)で焙煎しています。このやり方は手間やコストもかかるため少数派で、中には異端・邪道だと言う人すらいますが、このやり方により、形が必ずしも均一ではない珈琲生豆を、焦がさずきれいに煎りあげることができます。

焙煎の様子

開発の時間は長くはありませんでしたが、配合の比率、焙煎度合いで無数のブレンドが作れるなか、自分なりに条件を決めて、楽しく取り組むことができました。
どんな分野でも、その時ある条件下で試行錯誤・成果を出し、その次へ…の繰り返しで現在があると思います。
お気に召していただければ幸いです。

[使用銘柄]
①ブラジル カラメリッチ s18
②タンザニア キゴマ ディープブルー
③グァテマラ アンティグア アゾテア農園
④インド モンスーン マラバール
⑤インドネシア ジャバロブスタ WIB-1

珈巣多夢についてはこちら ▶ http://www.coffee-custom.com/

コーヒーのおいしい淹れ方

マスター直伝!おいしいドリップパックの淹れ方

ブレンドの開発者の「珈巣多夢」定禅寺店店長伊藤暢康さんに、おいしいドリップパックの淹れ方について教えてもらいました。

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