ワタスゲの揺れる極楽沼湿原から八甲田山を望む

 




http://www.biology.tohoku.ac.jp/garden/

 北東北の景勝地八甲田山南麓の国民温泉として親しまれている酸ヶ湯(すかゆ)温泉のすぐそばに、八甲田山分園があります。標高約900メートルで北に八甲田山、南に南八甲田連峰を望み、敷地6ヘクタールで、ブナ、ダケカンバ、アオモリトドマツなど冷涼地の樹木が生い茂る自然植生で、ハクサンシャクナゲやツツジ類の花の美しい低木の下にはオオバキスミレ、ツクバネソウ、イワカガミなどが、また敷地のほぼ中央に極楽沼があり、ミズバショウ、ワタスゲ、サワギキョウやモウセンゴケが季節を彩る美しいミズゴケ湿原となっていて、東北地方の高山植物や植生を研究するのにもってこいの場所で、一般にも公開され、シーズンには多くの観光客が訪れます。
 豪雪地にありますので、開園期間は6月1日から10月末です。30人程度を収容できる実験室と宿泊棟があり、本学をはじめ多くの大学の植物学、生態学などさまざまな分野の実習に活用され、あるいはその合間を縫って多くの研究者がフィールド調査やセミナーなどの拠点としても利用しています。

鈴木 三男(植物園長


 

この『まなびの杜』は、インターネットでもご覧になれます。
アドレス

http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/
※バックナンバーもご覧になれます

『まなびの杜』をご希望の方は各キャンパス(片平、川内、青葉山、星陵、雨宮)の警務員室、附属図書館、総合学術博物館、植物園、病院の待合室などで手に入れることができますので、ご利用ください。
無断転載を禁じます。
『まなびの杜』は3月、6月、9月、12月各月月末に発行する予定です。
『まなびの杜』編集委員会委員(五十音順)
伊藤 弘昌 内山 勝 岡野 章一 川名 洋
齋藤 忠夫 佐藤 伸宏 田邊 いづみ
仁田 新一 堀井 明 山添 康
東北大学広報・情報部広報課
菅原 公美子 高橋 豊志
『まなびの杜』に対するご意見などは、手紙、ファクシミリ、電子メールでお寄せください。
〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
TEL 022-217-4817 FAX 022-217-4818
Eメール manabi@bureau.tohoku.ac.jp
この用紙は、再生紙を使用しています。
編集後記

 本誌「まなびの杜」は、手創りの東北大学広報誌として、プロの写真家や専属編集者に依頼せず、教員が自分たちの力で編集から印刷までの全てを行っています。この伝統を大切にして、これからも東北大学の最新研究情報などのわかりやすい情報発信を進めて行きたいと思います。創刊号から18号までをまとめた書籍:『まなびの杜』第一巻は、東北大学出版会より既に発売されていますが、大変に好評です(前ページ記事を参照)。来年度は、その後の号をまとめた『まなびの杜』第二巻を企画しています。発刊を私たち一同も楽しみにしています。
 2005(平成17)年の新年度に入り、編集委員会も新しい体制になりました。長年に渡り編集委員長を担当された伊藤弘昌教授には、顧問として指導を仰ぐことになりました。また、新編集委員長に齋藤が就任し、広報・情報部広報課の皆さんと一緒に新メンバーから成る編集委員会が、4月より張り切ってスタートしました。今後とも皆様の応援をどうぞ宜しくお願い致します。皆様からのたくさんのご意見が、より良い広報誌を創って行くと確信しています。ご感想・ご意見・ご要望を、心よりお待ちしております。

『まなびの杜』編集委員会委員長
齋藤 忠夫


ページの先頭へ戻る