キャンパス散策
海洋生物の宝庫
浅虫臨海実験所

 浅虫臨海実験所は、青森県・夏泊半島の西側に位置する東北大学理学研究科附属の研究教育施設です。海の生物が豊富なことからこの地が選ばれ、大正13年に創設されました。前に陸奥湾が広がり、すぐ側には浅虫の象徴ともいえる裸島がそびえ立っています。
 現在、敷地内に実験研究棟のほか、実習船用の挺庫や寄宿舎があります。ここでは、教官や大学院生が、ウニ、ヒトデ、ホヤ、貝類、魚類などの海産生物の受精、発生、行動などを研究しています。これまで、精子が動くしくみやウニの幼生ができあがっていくしくみなどを明らかにしました。ここには、臨海実習の学生のほか、全国の大学や研究所、海外からも多くの研究者が訪れます。
 研究棟の海側斜面にある石碑に、実験所を創設された畑井新喜司先生の口癖であった「それは君 大変おもしろい 君ひとつやってみたまへ」という言葉が刻まれています。生命科学は発展の一途ですが、このような自由な研究精神は、時代は変わっても永く受け継がれるべきだと思います。

 稲 葉 一 男(理学研究科附属臨海実験所助教授)




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●「まなびの杜」をご希望の方は各キャンパス(片平、川内、青葉山、星陵、雨宮)の守衛室、附属図書館、総合学術博物館、理学研究科附属植物園、病院(医病・歯病・加齢研病院)の待合室などで手に入れることができますので、ご利用ください。
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●「まなびの杜」は3月、6月、9月、12月各月月末に発行する予定です。
編集後記

 杜の都、仙台は間もなく春を迎えます。東北大学は今年も幾多の人材を世に送り出し、代って希望に胸を膨らませた新入生を受け入れます。このようにして、開学以来、93年もの歴史を育んで参りました。
 近代的100万都市となった仙台にあって、本学は古き良き時代の建物と木々の緑をよく残しています。春の盛りに、片平キャンパスの見上げるほどの高さの桜が見事です。年々忙しさが募る一方の日々の営みからひとときを割き、東一番丁側から北門をくぐってみて下さい。そこには勉学と研究にいそしむ学生と研究者のゆったりとした空間があります。桜の花の華やかさとともに、心の落ち着きを感じられることでしょう。
 今号も、本学の施設と研究の一端をご紹介申し上げました。この「まなびの杜」が触れ合いの場として、市民の皆様に親しまれますことを期待しております。是非、ご意見、ご感想をお寄せ下さい。


(まなびの杜編集委員会委員 国分 正一)