キャンパス散策  〔片平構内〕

松並木の風趣

百年史編さん室長 今泉隆雄(文学部教授)

 正門から本部事務局に至る東西道路と北門から南門への南北道路の両側の松並木は、片平構内でとりわけ風趣の感じられるものである。東西道路には、40本ほどの赤松が、南北道路には100本をこえる黒松が植えられ、いずれも手入れが行き届き姿のよい松並木である。不思議なことに、この黒松並木は東は直立するのに、西は海辺で風をうけたように東に傾く。赤松並木は法文学部の設置とともに1923年に整備され、黒松並木は1940年第7代総長熊谷岱蔵博士が亘理町浜吉田から移植した。熊谷総長は書画を嗜み松を好まれたが、一部に松並木に反対の声があって、松並木論争があったと伝え聞く。1938年、二つの並木が交わる事務局前に、法文学部岡崎義恵博士の歌碑が建てられた。

みちのおく東北帝国大学の赤まつのみちくろまつの道

○「まなびの杜」をご希望の方は各キャンパス(片平、川内、青葉山、星陵、雨宮)の守衛室、附属図書館、理学部自然史標本館、附属植物園、病院(医病・歯病・加齢研病院)の待合室などで手に入れることができますので、ご利用ください。

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編集後記

 『まなびの杜』は、東北大学から学外へ向けて情報発信する初めての広報誌です。今、 東北大学は、“開かれた大学”としての歩みをさらに前進させて、学術、文化の拠点東北大学を市民の財産へと発展させようとしています。これまでも、行政レベルや産業界での相互協力を進めてきましたが、その輪をさらに市民レベルにおいても広げたいと考えております。

 そのためには、まずは地域の人々と東北大学が相互に理解を深めることが大切であり、 これを目的に広報誌の発行へと踏み切りました。どうか、この『まなびの杜』を、東北大学を気楽にのぞき込む窓として役立てていただければ幸いです。多くの読者の方々が、東 北大学に関心を持たれ、キャンパスへと足を運んでくださいますことを願っております。

(まなびの杜編集委員会委員長 石亀希男)