東北大学基金グローバル萩海外留学奨励賞

“海外で働く”という選択肢ができた留学経験

今回のドイツ、パダボーン大学への留学は非常に充実したものになりました。

勉強面においては、夏セメスター・冬セメスター共に国際経済に関する講義と外国人学生向けのドイツ語コースを受講しました。国際経済に関する講義では、主にEUを中心とした目線から世界を捉え学ぶことができ、とても新鮮で、将来海外で働くことを考え始めるとても良いきっかけになりました。また、ドイツ人学生に加え、他の国からの留学生も一緒に受講していたため、様々な視点からの意見を聞くことができたことも大きかったです。自国、世界についての深い理解と明確な自分の意見を持つ学生が多く、とても刺激的でした。ドイツ語コースは週2時間×4日で、それに加え“タンデム”という日本語学習に興味を持つドイツ人学生との交流学習を行っていました。流暢に話せるまでとはいきませんが、ある程度のリスニングとスピーキングの能力がつきました。しかしまだまだボキャブラリーが少なく言葉に詰まることが多いので、帰国後も継続して勉強を行っていこうと考えております。

このように、勉強面で得たものも大きいのですが、私にとって一番の収穫は別のものでした。これは言葉には表しにくいのですが、日々の人々との関わり合いから感じ取り、身に付けていったセンスや、それによる知見の広がりです。この一年間、本当にいろいろな人に出会い、多様な考え方に触れることができました。まず、ドイツ人と日本人の考え方の違い、働き方の違い、それを踏まえて両者の良い点と悪い点といった具合に、生活するうちにどんどん見解が深まっていきました。それに加えほかの国の学生の考え方を聞くことで、自分の中で世界のイメージが出来上がっていくのが感じられました。そしてこのような経験の結果として、私の中で1つ大きな変化がありました。元々私は海外に出ることに抵抗はなかったものの、「就職後は海外ではなく日本に住みたい。」という頑なな考えを持っていました。しかし現在は、“海外で働く”という選択肢が自分のなかでかなり大きくなってきています。この変化の最後のきっかけとなったのは、帰国直前に行ったインターンシップです。以前にもドイツで日本人の方とお話しする機会はあったのですが、日本人のコミュニティの中に入って生活をするのは初めてでした。ドイツ人と一緒に働く日本人の方々、現地の学校に通う子供たちの姿を実際に見て、初めてその生活に憧れました。折角、学生のうちに海外で経験を積むことができたのだから、将来その経験を生かせるようにこれからも努力をしていきたいと思います。

留学先:パダボーン大学(国名:ドイツ)
経済学部4年 佐々木 薫