2018年夏海外研修プログラム

カナダで得られた貴重な経験

ファカルティレッドカナダプログラムの研修では、モントリオールやオタワの歴史、遺産、First nations、移民、環境問題などについて学び、考えました。カナダの歴史など、日本にいる時にはあまり触れる機会がなかった問題についても、ファカルティレッドプログラムに参加することで深く考える事ができ、自分の興味の幅を広げることもできました。さらに、現地の学生たちに日本文化の紹介をする機会があったのですが、様々な質問を受けることを想定して事前に日本の文化について詳しく調べたことで、自らの知識を深め、自分のアイデンティティーについて再考することもできました。日本にいるときは皆の前で発言することに少し抵抗を感じていた私ですが、カナダの学生たちが授業中でも発言し、自分の考えをはっきりと伝えることに刺激を受け、最後には彼らと一緒の授業で発言し、共に今の世界が抱える問題について考える事ができました。研修の中で一番ハッとさせられた事は気候変動と健康問題が密接に関係しているという事です。将来、医療に携わる者として、自分の専門の観点から環境問題について考える事ができ、とても興味深かったです。                 

東北大学基金に寄付してくださった方々のおかげで、このような貴重な体験をする事ができました。本当にありがとうございました。これらの経験をいかして、日本でも、自らの専門の勉強だけでなく、様々なことに興味を持って精力的に活動していきたいと思っています。

研修先:マギル大学・オタワ大学(国名:カナダ)
プログラム名:「ファカルティレッドカナダ」
歯学部2年 新坂 真由