震災復興支援 元気前向き奨学金 2015年度受給学生

震災を経験し、真剣に学問と向き合う

この度は東北大学元気・前向き奨学金として奨学金をいただき、誠に感謝しております。奨学金は、自らの修学資金に充てていきたいと思っております。

2011年の東日本大震災により、自宅が津波の被害に遭い全壊しました。当時中学生だった私にはあまりにも辛い出来事でありましたが、自分も家族の役に立ちたいという一心から日々勉学に励んできました。そんな中で、人間存在そのものを見つめる哲学という学問に興味を抱き、学んでいきたいと思うようになりました。そして、東北大学文学部を受験し、無事入学することができました。2年次の専攻では哲学科を選択し、日々勉強に励むことで「哲学」という学問と真剣に向き合っていきたいと考えております。そしてゆくゆくは大学院に進み、哲学の勉強を続けていきたいと思っております。

奨学金を受給できることを本当に幸せに感じております。改めて感謝申し上げます。

(文学部1年)

診療放射技師になり、安心な治療を患者さんに提供したい

この度は奨学金を受給することができました。誠にありがとうございます。

私は医学部保健学科放射線技術科学専攻に所属しています。特に医療系の教科書、参考書は普通のものよりも高価ですが、頂いた奨学金で必要なものを購入したいと考えています。

私は将来診療放射線技師になりたいと考え、大学に入学しました。これからの四年間は、一般教養科目から専門科目までありますが、専門科目だけでなく、一般教養科目もしっかり学び、知識の豊富な診療放射線技師になりたいです。また、私は水泳部に所属して練習に励んでいます。どちらも疎かにすることなく文武両道を心がけ、空いた時間を見つけて勉強し、国家試験合格を目指します。

将来、診療放射線技師になったら、幅広い教養をもち、患者さんに安心して治療を受けてもらえるように頑張りたいと思います。治療だけでなく、検査の大切さを多くの人に知ってもらえるよう、講演活動などもしていきたいです。

(医学部保健学科1年)