震災復興支援 元気前向き奨学金 2014年度受給学生

学業を第一に有意義な学生生活を

このたびは私たち被災した東北大生のために、多額の支援・寄附をしていただきまして、本当にありがとうございます。一度は、大学進学を諦めたこともありましたが、この奨学金のおかげで、私は現在、大学に通うことができています。感謝してもしきれません、ありがとうございます。

この奨学金の使用方法ですが、入学金や大学の授業料、その他卒業までにかかる費用等に使いたいと考えています。やはり、学生ですので学業を第一に考えて日々の勉学に励んでいきたいです。また、国際交流や国際的な視野をもつために留学を考えているので留学費用として使わせていただくかもしれません。

私は現在、経済学部に在籍しているのですが、自分のなりたい将来像として、公認会計士を考えています。この資格を得るには厳しい道のりが待ち構えているとは思いますが、皆様からいただいた支援を支えに自分の理想像に近づけるよう必死で努力したいとおもいます。そして、学業以外でも、長い大学生活で様々な活動に積極的に取り組み、自分の価値観を広げ、自ら考えて行動に移せる、そんな人物になれるよう有意義な大学生活を送ります。本当にありがとうございます。

(経済学部1年)

今度は私が誰かのために支援をしたい

今回は「東北大学元気・前向き奨学金」の奨学生に採用していただき本当にありがとうございました。

あの東日本大震災から3年以上が経過し、世間では震災復興がひと段落したように受け止められていることも多いと思います。しかしながら、原子力発電所事故の被害者の方々や、家や職場を流され、仮設住宅を転々としながら震災前の暮らしに戻れずにいる方々もまだたくさんいらっしゃいます。

私の実家も震災による液状化で傾いたまま、今も直せずそのままになっています。

そんななかでも、みなさんの温かい支援によって大学生としての生活を過ごさせていただいています。本当に感謝してもしきれません。

震災の年に入学した私は今年で最終学年となり、今は就職活動に東奔西走しています。

法学部で学んだ知識を活かし、困っている人を助け、災害時の被害を最小限に抑える為の法整備に携わることのできる公務員を志望しています。

奨学金は公務員試験勉強の教材費や就職活動の交通費などに充ててさせていただきました。

就職活動では辛いこともありますが、そのたびにみなさんからの支援を思い出し立ち上がってきました。

社会に出た暁には頂いたご恩を忘れず、今度は私が誰かのための支援ができるような人間になることをここに誓い、感謝の言葉とさせていただきます。

皆様からのご支援、本当にありがとうございました。

(法学部4年)