学生団体の企画事業等に対する助成

東日本大震災の風化を防ぐ活動を行う                         【事業名:社会、地域貢献の企画事業】

東北大学学友会国際ボランティア団体AsOne

「事業実施の状況」

2ヶ月に1回女川町にある果樹園カフェ「ゆめハウス」に行きカフェやそこで販売している商品出荷の手伝いをすることで継続的なコミュニティ支援を行った。また石巻市や気仙沼市、福島県などの被災地を訪れたり他大学の学生を誘致し、東日本大震災の風化防止や今後の防災・減災について学んだ。

                

「助成金はどのように当該事業に役立てられたか」

ボランティア活動及びスタディーツアーは仙台市外で行われるため、現地に行くためのレンタカーや電車などの交通費や語り部によるガイド料金が多くかかっていたが、助成金により学生自身の負担がなくなったことでこれらの企画に参加しやすくなり、より多くの学生が実際に被災地に訪れ学ぶ機会を作ることが出来た。

                

「次年度以降の構想」

次年度以降も「ゆめハウス」を定期的に訪れ、これまで同様コミュニティ支援を行うとともに、学生が主体となって企画を行っている学生カフェに若い世代や新規の客を呼び込むなど活性化を図る。原発事故の影響により、ボランティアの手が届いていない場所が多い福島県に、今後継続支援を行う場所を開拓する。長期休暇を使って東北外の学生も対象としたスタディーツアーを企画し、震災当時の様子や被災地が現在抱えている問題を知ってもらい震災の風化を防ぐ活動を行う。

                

「寄附者の方々へのメッセージ」

助成金がいただけたおかげで、学生のボランティア活動にとって最もネックとなる金銭面に憂慮することなく活動を企画できたため、サークル内のメンバーが気軽にボランティアに参加できる環境を作ることが出来ました。ありがとうございました。

                

                

(平成29年11月 理学部3年 高野 紗季)