学生団体の企画事業等に対する助成

地元小学生への指導を通し、地域社会へ貢献                【仙台市内小学生への陸上競技技術指導】

東北大学学友会陸上競技部

「事業実施の状況」

私たち陸上競技部は日々の練習に加えて、陸上競技の振興と地域の皆様との交流を目的として、毎年仙台市内の小学生への陸上競技技術指導を行っています。仙台市では年に一回、陸上記録会という競技大会が開催され、市内の小学6年生が地区ごとに一堂に会し、競技結果を競っています。これは長年、市内の小学生の恒例行事の一つとなっています。

3年前から仙台市立立町小学校、昨年から仙台市立片平丁小学校の皆さんと一緒に練習する機会があり、各専門種目に分かれて和気藹々と交流することができました。指導を受けた児童が良い結果を残せたというご報告を毎年いただいています。

その中で一つ懸念されていたことが、ハードル種目の練習での怪我でした。陸上競技部で所有しているハードルは硬く、重量があり、規格も小学生用ではありませんでした。安全への配慮から、ハードルの練習ができない状況にありました。

                

「助成金はどのように当該事業に役立てられたか」

助成金はフレキハードルの購入費用として使わせていただきました。フレキハードルは、バーの部分が柔らかい素材で覆われ、可倒式となっているハードルの呼称で、足をかけても倒れてけがをする心配がありません。これを利用すれば、ハードル競技でより実践的な指導を実現することができます。

                

「次年度以降の構想」

小学生との交流も定例行事として定着しつつあり、今後も継続して行って参りたいと考えています。助成金で購入したフレキハードルを活用して、来年度の陸上記録会に向けて、小学生との練習を随時行っていきたいと思います。

                

「寄附者の方々へのメッセージ」

このたびは、誠にありがとうございました。日々の練習に勤しむとともに、今後も陸上競技を通じた地域とのつながりを大切にして参ります。

                

                

(平成27年12月 工学部3年 佐藤 文哉)