課外活動奨励賞受賞

創部百年以上の乗馬部はこれからも長い歴史を刻んでいきます

東北大学学友会 乗馬部

「受賞しての感想」

課外活動奨励賞への応募は今年が初めてでしたので、賞を頂けると聞いた時は感激しました。人と馬が協力し合って競技をするスポーツですので、部員の活動のみならず愛馬たちの頑張りも評価していただけたと思っており、大変うれしいです。

             

「奨励金を部の活動にどのように役立てたか」

いただいた奨励金で古くなって壊れていた馬具を新しく購入することができました。頭絡(とうらく)という、馬の頭部につけて騎手の拳との連携を持たせるための道具です。現在は、一年生の活躍の場である新人戦に向けての練習でこの頭絡を使わせていただいておりますので、是非とも良い結果をお伝えできるように部員一同頑張ります。

                             

「日々の活動を通じて、得られたこと、感じたこと、反省したこと等」

乗馬部は、競技に臨む以前に、手入れを念入りにしたり運動時間を調整したりと、馬の体調管理をしっかりしなければいけません。その責任を全うするため身を引き締めて活動しています。競技に関しては、言葉の通じない馬に対していかに騎手の指示を伝え、また、馬の感じていることを騎手が読み取ってあげるか、といった試行錯誤が難しいところでありやりがいでもあります。個人的には、馬が全く言うことを聞かず暴れて落馬した時の悔しい気持ちや、初めて駈歩(かけあし)の指示をきちんと聞いてくれた時の心通ったうれしさなどを、鮮明に覚えております。

                                

「寄附者の方々へのメッセージ」

このたびは寄附者の皆様の多大なるご支援、誠にありがとうございます。このような素晴らしい賞を賜ることができまして大変光栄です。乗馬部は創部百年以上となりますが、この長い歴史は、たくさんの方々に支えられて刻むことができたものです。おかげさまで部員一同練習に精を出すことができ、近年は全日本大会へ連続で出場できております。今後も馬術を楽しんで、良い成績を収められるように努力して参りますので、応援の程どうぞ宜しくお願い致します。

                

(平成29年11月 工学部4年 齋藤 夏実)
主な活動実績
・第55回7大学総合体育大会 馬術の部・個人 MVP(6団体)

・第59回全日本学生賞典馬場馬術競技大会 29,31位(41団体)

・流鏑馬 大崎八幡にて行われた流鏑馬に補助要員として参加

・初午大祭 竹駒神社にて行われた初午大祭に補助要員・騎乗者として参加

・馬糞提供 近隣で家庭菜園をしている住民や農家らに馬糞を肥料として提供