かるた会

競技かるたを通して地域社会に貢献していきたい

木造合宿の様子

「感謝の言葉」

2019年度かるた会は、木造高校合同合宿練習会に助成していただきました。

2019年度の木造合宿は8月16日(金)~18日(日)に青森県立木造高等学校で行われました。大学生の参加者は約20名、高校生の参加者は木造高校と五所川原高校の生徒合わせて約20名と大規模な合宿となりました。今回の合宿では1日目に4回、2日目に6回、3日目に3回と計13回高校生とかるたの試合を行い、高校生へのかるたの技術指導を行いました。また、団体戦の練習も行い、団体戦における声掛けなどのアドバイスをすることで、高校生にとっては客観的な視点から自分たちの改善点を見つめなおす機会を得た良い練習になったと思われます。高校生の多くが規定の試合数に追加するかたちで朝早くから試合を申し込んでいて、非常に練習熱心な様子が見受けられ、3日間で非常に上達したように思われました。また、高校生の中から東北大学に行きたいという声があがるなど、東北大学の魅力向上にもつながりました。本合宿を通し、高校生の技能向上はもちろん、東北大学と青森の高校生の交流をより深めることができたと考えられます。

今回いただいた助成金は、仙台から合宿を開催した木造高校に行くための交通費および宿泊費、また合宿で使用した百人一首読み上げ機専用の音声入りメモリーカードとリモコン、初心者向けの札と読み札の購入費にあてさせていただきました。このことにより、費用面で参加を悩んでいた人も合宿に参加することができました。当かるた会には、全国レベルで活躍する選手が多くいます。参加者が増えることにより、高校生はより多く、より強い人と練習ができるようになりました。また、高校生にも大学生にも今年の春新しく競技かるたを始めた初心者の方が多くいます。初心者向け物品を活用することで初心者の方の実力養成についても有意義なものとすることができました。

毎年、夏と冬に青森県で高校生と合同の合宿を行い、技術指導をしています。次年度以降も木造合宿を行い、競技かるたを通して地域社会に貢献していきたいと考えております。また、例年大学新入生の参加状況も非常に良いため、高校生への指導とともに、新入生の良い練習の場としてこの企画を続けていきたいと考えています。

このたびは我々東北大学かるた会の企画事業に助成していただきありがとうございます。今回は寄附者の方々のおかげでこのような形で地域社会に貢献することができました。これからもこのような活動を続けていき、地域との交流を深めていきたいです。

(令和元年11月 文学部 樋口 一葉)