アメリカンフットボール部

地域の方や高校生以下の学生の方にフラッグフットやアメリカンフットボールの面白さを伝えたい

出前授業の様子

「感謝の言葉」

2019年9月20日、聖ドミニコ学院小学校さんの体育の授業にて、簡易版アメリカンフットボールであるフラッグフットボールの出前授業を行いました。私たちの部は数年間にわたって、フラッグフットの出前授業や試合後のキッズフラッグ開催も行っています。聖ドミニコ学院小学校では昨年から体育の授業の一環として活動させていただいており、今年も依頼をご快諾いただきました。

出前授業では、小学5年生を対象に行いました。全体でストレッチや準備運動、ルール説明をした後、部員2,3人と小学生5,6人ほどのグループを作り、グループごとに作戦を考え練習します。フラッグフットはアメリカンフットボールと同様に、プレイヤーごとの役割やプレーごとの作戦がさまざまあるので、小学生の意見や得意なことを聞きつつ決めて練習していきます。たった2時間の授業ですが、元気に立候補して実際に活躍する子や緊張しながらも頑張る子もいて、試合では小学生・部員ともに夢中になって盛り上がりました。

私はこのフラッグフットの出前授業に携わって3年ほどになりますが、毎回の部員の楽しむ姿や小学生と積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿が印象的です。自ら出前教室でプレーすることはなくとも、教えるときには詳しく丁寧に、そしてなにより全員が楽しめるように気配りしています。練習中とはまた違った表情で、得点したときに小学生に駆け寄ってハイタッチしたりボールを落としたときに明るく声掛けしたりするはつらつとした姿は、小学生にも本当にフラッグフットの楽しさが伝わる要素なのではないかと思います。

このフラッグフット出前授業の企画は、私たちアメリカンフットボール部ホーネッツが地域の方との交流を深めることを目的として始まりました。近年はまだ、春の試合後のキッズフラッグや今回のような小学校での出前授業しか叶っていません。ですが今年は、聖ドミニコ学院小学校さんにてもう一度出前授業を開催できることとなりました。私たちには、大学アメリカンフットボール人口の少ない東北地方において、もっと地域の方、特に高校生以下の学生の方にフラッグフットやアメリカンフットボールの面白さを伝え、ぜひアメリカンフットボールにも取り組んでみてほしいという気持ちがあります。私たち部員も一緒になって楽しめる出前授業の活動を通して、まだ手探りではありますが、より目標に近づいていければと思っています。

最後に、昨年に引き続きこの出前授業にご支援いただき、心より御礼申し上げます。

(令和元年11月 文学部 堀内 可南子)