Tohoku INVENTOR実行委員会

「社会をわくわくさせるアイデアを東北から発信!」を合言葉に活動の幅を広げていきます

実験の様子

「感謝の言葉」

この度は、ご寄附をいただきましてまことにありがとうございました。

私たちTohoku INVENTOR実行委員会は、「社会をわくわくさせるアイデアを東北から発信!」を合言葉に、東北地方の自主研究活動を盛り上げるべく、2016年5月に本格的に活動を開始しました。ここでいう、“自主研究”とは研究室配属前の学部課程の学生が文理を問わず行う研究活動のことを指しています。私たちは主に2つの活動を行っており、1つ目は、一年間を通した学部生による研究活動、2つ目は自主研究の面白さを伝える研究発表やワークショップを行うイベント開催です。以下に詳細について記載いたします。

①Tohoku INVENTOR実行委員会の研究活動
4月に研究をしたい学部生が新たに加わり、今年度の研究活動を始めました。はじめに、どんなことに興味があり、どんなことに疑問を持つのか、学部生1人1人に大学院生がヒアリングを行います。テーマ決めや研究チームの編成は1-2か月要しますが、非常に重要なステップであると考えています。実際に実験が始まると、各チームそれぞれの進捗報告を1か月に1度行います。昨年度から継続して研究を行っている学生については、東北大学のオープンキャンパスにて、顧問の中村肇准教授のご協力のもと、高校生に研究を披露する貴重な機会を得ることができました。11月現在は、文部科学省主催の自主研究の祭典「第9回サイエンス・インカレ」の書類選考に向けて、研究環境を学部生自身で構築し、実験を行いながら、現在要綱等の作成を進めています。

②Tohoku INVENTOR実行委員会の自主研究広報活動
また、私たちは9月末に過去の研究内容や現在行っている自主研究を外部に発表する機会として、自主研究発表会を開催しました。集客を広く行い、結果、高校生・大学生・大学院生が一堂に会するイベントとなりました。現在研究を行っている当団体の学部生は自分の研究について広くアドバイスをもらうことができた他、本イベントでは、東北大学工学部電気情報物理工学科で実施されているStep-QIスクールや東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」で行われている研究の発表も併せて行ったため、互いに切磋琢磨しあえる環境になったと考えています。本イベント中にアイスブレイクもかねて高校生・大学生・大学院生が1つのグループになり、自分が持っている身近なものから、発明品を考え出すワークショップを行いました。ご見学頂いた企業の皆さんにも「すぐに発明しよう!」、「おもしろいワークショップだ!ぜひ使いたい!」と絶賛いただき、盛会のうちに終えることができました。

頂いた奨励金は現在研究を行う学部生への実験資金の援助や、イベント運営に使用させていただきました。今後も「社会をわくわくさせるアイデアを東北から発信!」を合言葉に活動の幅を広げていきます。

最後になりますが、私たちの活動にご支援いただいたことに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

(令和元年11月 生命科学研究科 三宅 杏美子)