相撲部

人員的危機を乗り越え、活動を続けています

稽古の様子

「感謝の言葉」

東北大学学友会相撲部です。この度はご寄附をいただきまことにありがとうございます。

相撲は日本の伝統的な文化であり、誰しもが名前は聞いたことはある競技です。しかし自分がするとなると、裸になってまわしを装着する必要があるからなのでしょうか、実際に入部してくれる人はあまり多くありません。現に、今現在2年生の部員は1人もいません。また、今年で数少ない選手も何人かが卒業となります。もし今年新入生が入らなかったら、選手の数が足りなくなってしまい相撲部は廃部となる可能性までもが現実味を帯びてしまう危機的状況で新入生の勧誘を行いました。

そのおかげでしょうか、今年は新たに8人も部員が増えまして、部にも新たな風が吹いています。増えた新入生のおかげで活気が増えた道場の中で、卒業してしまう部員たちと先輩で新入生に相撲を教える光景が見られるようになりました。また、卒業まで1年を切った忙しい部員の代わりに、相撲経験数カ月で大会に参加する1年生たちもいます。今年の春の2,3カ月で東北大の相撲部も大きく変わりました。日本の国技ともいわれる相撲の部が廃部の危機に立たされるという状況から、部員が増えたことで、当面の危機を脱してひとまず安心できる状況になったのですから当然のことかもしれません。しかし、このように廃部の可能性が挙がる状況にまでなったということを忘れずに来年以降も部員を集めていく所存です。

このように部員が増えたことで改めて問題となったことがあります。それは、土俵際の部分がややへこんでいることです。これにより、土俵際で組み合ったときにへこみでバランスを崩したりして怪我等を誘発する可能性があります。土俵というものは、一般的なモノと同じである程度の間隔でのメンテナンスが必要となります。そのため、部員が土を購入し定期的に修繕作業を行っていますが、その際の修繕費用として奨励金を活用させて頂いています。部員が増えたことで使用回数も増えて、よりへこみの危険性を感じることが多くなりましたので、土俵をしっかりと修繕し、これからの部活動をより安全に行っていけるようにしてまいります。

東北大学学友会相撲部は人員的危機を何とか乗り越え、活動を続けています。来年度になると部員数人が卒業し、また色々と変わっていくと考えられますが、新入生や既存の部員と共に頑張っていきたいと思います。最後になりますが、この度はご支援をいただきありがとうございました。

(令和元年11月 工学部 川住 歩弥)