寄せられた意見・要望と回答

投稿日時:2018/07/13 03:32

大学の施設利用について

24時間の利用が可能な自習室を設置してほしい。
東北大学附属図書館本館が22時まで開いているが、分館では所属を限り24時まで利用が可能である。24時間の自習室は難しくとも、24時まで利用することはできないだろうか。あるいは、分館を所属が異なる場合にも利用できるようにできないだろうか。
似たような質問で、文系はどこでも研究・学習ができ、理系は実験機材がなければできないので長く開いているという法学部の回答も見たが、ならば大学の文系学部の存在意義はなくなってしまうので、この回答は不適切であるし、図書館である以上、文献という観点からいえば、文献が大切になるのは文系ではないだろうか。また、この回答では同じ授業料であるのに不平等ではないかという主張に対して何ら説明をしていない。
また、一部理系には施設が夜間開放されているものがあると聞く。なぜそのような差異が、同じ授業料を払い、同じ東北大学の中で勉学に励む学生の間にあるのだろうか。合理的な説明を求める。
学部を限定している施設は、学部を限定するのではなく、講習等を行った上で利用できるようにすることを求めたい。これは、学生の幅広い興味や、学問の蛸壺化を防ぐことに繋がると考えられるためであるし、総合大学である利点をさらに広げるものである。

回答日時:2018/07/30 14:17

回答

【附属図書館より】 
 いつも図書館を御利用いただきありがとうございます。

 現在、本館の御利用はスタッフが対応する有人開館時のみとしております。これは利用者の皆様の利便性、安全性、さらには費用対効果を加味して検討した結果です。
開館時間延長については教員や学生の皆様からの御要望を踏まえつつ、段階的に延長してきており、現在では平日は8時から22時まで、土曜・日曜・祝日は10時から22時まで(試験期は8時から22時まで)開館しております。しかし更なる延長となりますと、予算面で対応が難しくなってまいりますし、利用者の皆様の安全性確保にもいっそうの対応が必要になると考えております。また通常の授業時間帯を考えますと、健康上深夜利用は望ましくない、という生活面での理由からも延長は難しいと考えてまいりました。
 なお他大学の24時間利用の場合も、多くは無人開館かつ利用スペースも制限し自習室としての機能に絞っており、図書館の資料利用にも制限があるようです。学習・研究に必要な資料をどの時間帯でも提供する、ということは経費的にも極めて負担が大きいという点は御理解いただきますようお願いいたします。
 分館につきましては開館時間、利用条件がそれぞれ異なりますが、これは利用状況等をもとに運営経費を負担する各学部・各研究科と相談しながら改善を進めてきた結果であり、それぞれのキャンパスにおける研究分野の特性、立地条件などの違いが反映されたものとなっております。
今後も本館・分館ともども、利用者の皆様からの御要望を踏まえ、利用状況、安全確保、費用対効果も考慮しながら、改善に努めていきたいと考えております。

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