工学部では深夜帰宅する女子学生についてタクシー券の支給が認められているのですが、
それについて周りの男子学生から「女子だけずるい」という声を向けられます。
正直タクシー券の支給方法について全く知らされておらず、
使い方もわからないようなものに対して「もらえる権利があるだけでずるい」
と言われるのは返し方に困りますし言われても自分ではどうしようもないので辛いです。
タクシー券について男子学生にも支給されるのかどうかも含めてもう少し細かい説明を望みます。
【工学部・工学研究科より】
1．女子学生のタクシー利用への助成制度について
女子学生が教育研究活動で帰宅が深夜となり、 かつ公共交通機関を利用しての帰宅ができなくなった場合、安全確保の観点からタクシー利用を勧めるもので、青葉工業会から支援を受けて実施しています。
（青葉工業会・・・東北大学工学部・工学研究科の教員・学生・卒業生及び仙台工業高等学校卒業生と工業教員養成所卒業生をもって組織する同窓会）
2．支援を行う際の手続きや広報について
上記の状況で、タクシー使用した際に、使用料金のレシートを添え、指導教員の了承のもとに 事務室を通し、後日申請可能となっています。
この件、各系の事務室宛に研究室への周知をお願いしているところですが、公共交通機関を利用できないような やむを得ない場合に限られております。
また、他研究科と連携して、２つ以上の研究科の学生を受け入れている研究室に所属している女子学生であれば、工学部・工学研究科以外の学生でも利用可能です。
例えば、工学研究科と医工学研究科、工学研究科と環境科学研究科の学生が同じ研究室に所属している場合、工学研究科以外の女子学生でも対象となります。
男子学生は現在対象外となっておりますが、青葉工業会の限られた予算の中での支援を受けて実施していますので、ご理解いただければと思います。
この支援は女子学生の安全確保の一手段として検討され、青葉工業会のご厚意で首肯いただき実施しているものです。
支援方法に関してはいろいろなご意見があると思いますが、女子学生が安全に学生生活を送るための支援制度の一つであり、
趣旨について説明を要する点がありましたら、工学部学生支援係まで直接ご連絡頂ければと思います。
また、こういった「女子だけずるい」という意見に遠慮することなく、必要に応じて本制度を積極的に活用いただきたく、女子学生の皆さんにお伝えするところです。
質問頂いた学生さんも、どうぞこの件について憂慮することなく、学生生活を送っていただければと思います。