寄せられた意見・要望と回答

投稿日時:2019/10/09 14:28

喫煙所について.

喫煙所がなくなった為,屋外で喫煙をする東北大関係者がたくさんいます.

便所がなくなったからといって人間がうんこをしなくなるわけがないように,タバコを吸うのが習慣化している人はタバコを吸います.これはモラルや道徳の問題ではないと思います.

喫煙所を設置してタバコを吸う人に場所を与えていただけないでしょうか.

私自身はタバコは吸いませんが,喫煙所の設置はタバコを吸わない人にも利益があることだと考えます.

回答日時:2019/10/15 15:24

回答

【人事企画部環境安全推進課より】

 タバコの煙は、喫煙者自身と周囲の方々に健康被害を及ぼすものであり、特に非喫煙者に対してはタバコの煙や臭いによる不快感で多大な迷惑となるものです。

 本学では、平成23年10月から、学内とその周辺の全面禁煙を決議しました。喫煙する人の健康被害、受動喫煙による健康被害、20歳未満で喫煙未経験者が習慣的喫煙者(ニコチン依存者)となることを防止することが目的です。

 すでに当初の議論において、喫煙所があることで習慣的喫煙者の禁煙試行を妨げる因子になるばかりでなく、周囲の受動喫煙を完全に防ぐことは不可能であることから、喫煙所に関しては一切設置しないことにいたしました。喫煙は薬物依存です。しかも、がんやその他の重篤な病気を起こす可能性があります。大学が喫煙所を設置することは、そのような薬物依存者に薬物摂取の機会を与え、将来の重篤な疾病となるリスクを放置することになります。喫煙の害を知る学問の府として、喫煙所を設置することはあり得ないと考えますし、地域に対して東北大学が範たる態度を示すべきと考えます。

 一方、当初に比べて非常に少なくなりましたが、いまだにキャンパス内での喫煙がみられることは事実でもあります。キャンパス及び周囲の美観を損なうと共に、火災も懸念されるところと考えております。東北大学の学生や職員が、学内の禁煙のルールを知りながら守れないでいることは残念ですし、薬物依存症のなせるわざとあらためて認識させられます。

 対応策として、禁煙を一層推進するために戦略を考えていきたいと思います。当面、ポスターの掲示や注意喚起の表示板の貼付、看板を設置するなどして取り組んでいくようにしていきます。本学では、専門的な支援で禁煙に取り組んでいただくため、産業医による禁煙相談のほか、保健管理センターでも禁煙のサポートを受けられる体制を整えています。禁煙相談については、折に触れお知らせしているとろではありますが、今後も周知に努めていきたいと考えています。

〇環境・安全推進センター 
 (要予約)hos-sangyoui@ grp.tohoku.ac.jp
〇保健管理センター 
禁煙外来
(診療日)火曜日 13時~16時15分
(要予約)TEL 795-7829

[ 戻る ]