新しい学寮が建設されるとのことですが、ぜひ有害のない建物を建設していただきたいと思います。そこで僕が今ここで思いつく注意点を羅列したいと思います。
１；電磁波床暖房はだめ。キッチンはガスコンロで（電磁波による加熱式はだめ）。
２；壁紙などホルムアルデヒドなどが揮発しない材質を使用する。
３；水道管ステンレス製で。他の材質、とりわけ塩ビ、鉛製は危険。
など、いろいろ注意が必要です。
大学は最高学府であり、東北大学は総合大学であり、しかも最近は学際的学問を重視している訳ですから、ぜひその真骨頂を発揮してはいかがでしょうか？つまり様々な分野の研究者が協力したり、提言したりすればよりよい建物が作れる訳です。また、これは建物に限ったことではありません。あらゆることにおいて、大学を改善するためにこの大学の潜在的な力を利用出来るのです。
せっかく、学生の心身の健康を増進するための組織がある訳です。ですから、まず建物から健康を求める名分は十分にあると思います。
今回の学寮建設に当たってはすでに話が進み過ぎてしまい、後戻りできない点が多く存在するのかもしれませんが、ならば是非これからの様々な側面で僕がここで述べたような考えを参考にしていただければ、少しでも東北大学が良くなるだろうと思い、今回投稿した訳です。
本学があらゆる点においてすばらしい大学であることを願っています。
施設部計画課 より
ここで言われている「学寮」とは、現在建設中の「ユニバーシティ三条」のことと思われるので、それについて回答します。
1. 電磁波
暖房にはエアコンによる暖房方式、キッチンにはＩＨ式クッキングヒーターを採用しています。
ご意見には「電磁波による加熱式はだめ」とありますが、ＩＨクッキングヒーターから生じる電磁波は他の電化製品と同等レベルにあり、調理時に生じる電磁波は、現在最も信頼できる国際的な機構（ＩＣＮＩＲＰ）が制定したガイドライン値を下回っています。
2. 壁紙など
内装に関しては、化学物質の濃度測定を実施し、数値を確認しています。
3. 水道管
ステンレス管とポリ粉体ライニング鋼管を採用しています。
ポリ粉体ライニング鋼管には、皮膜に安全性の高いポリエチレンを使用しており、衛生上無害です。
2006年5月25日(木)18:38
理事(教育・学生支援担当） より
「大学を改善するためにこの大学の潜在的な力を利用」したらどうかというご意見、ありがとうございます。
過去においても、大学の叡智を活用して様々な施策を実施してきましたが、これからの様々な側面においても、各分野の研究者からの意見を取り入れる等、本学の潜在的な力を活用し、本学が少しでも魅力的な大学となるように取り組んでいきます。