大学内で，活動のためのチラシ広告は，学習環境の悪化を引き起こしているのではないでしょうか．朝，講義室にはいった時，広告が乱雑に散らばっている光景を目にして，大学に絶望感を抱いています．どんなに言論の自由が許されているとしても，大学構内で活動している者を監督するのは，大学側ではないかと思われます．政治活動や学生運動の看板が大学構内に堂々と置かれてあるのはいかがなものでしょう．サ−クル，学友会などのＰＲ広告はまだいいとおもいますが，政治的な広告をそのままにしていてほしくはありません．だれでも考えを持っています．しかし，集団での活動は，大学内で行ってほしくはないのです．
大学側はこのような状況をどういうふうに感じているのか教えて下さい．そして，これにどのような対応をしているのか教えていただけると幸いです．
川内北キャンパス委員会 より
川内北キャンパス構内の清掃は、職員のほか専門の清掃業者に委託して実施してきました。さらに、平成１２年からは学生ボランティアによる清掃も行われております。
このような努力にもかかわらず、指定の掲示板以外にさまざまな掲示物を貼り付ける不法な行為があとを絶ちません。最近でも、特定の団体によるＡＢＣ間渡り廊下のガラス全面にビラを貼り付ける行為や、Ａ棟教室やＢ棟自習室の窓ガラスに政治的なビラを貼る行為がなされました。また、大型の立て看板が講義棟の内外に集積したり立掛けられたりしております。
このようような状態を放置して教育環境を悪化させることは、国有財産を使用している大学の社会的責任を果たし得ないものと考えております。そこでこれまでも、「注意」、「警告」を発してきましたが、それでも応じないものは直ちに、全学教職員の手で剥離したり、専門業者に依頼して撤去したこともあります。後者については作為者に対し費用を請求しました。
大学は、このような不法な行為について、原状に復するための費用の弁済を求め、大学の作業を妨害する者に対しては断乎とした措置をとることを、既に表明しております。このような積み重ねにより少しずつ改善されてきておりますが、まだまだ努力が必要であると考えております。
最後に、今回のご意見を率直に受け止め、教育環境の向上に努力して参りますので、学生諸君並びに全学教職員の変わらぬご支援をお願いする次第です。