寄せられた意見・要望と回答

投稿日時:2002/10/10 19:05

履修許可について

本日(10月10日)、今月15日から開講される「博物学III」という集中講義の履修を認めてもらえるかどうか、文学部に問い合わせに行きました。この講義は、「学芸員」の資格を取得するのに必要な教科で、7月くらいから掲示がされていたらしく、9月30日までに履修手続きをするようにと書かれていました。そのため、文学部の担当の方から、申し込みの期日が過ぎているので、履修登録は文学部の学生にも許可していないというご返事をいただきました。
 しかし、私は前期休学(10月1日より復学)していたため掲示を見ることもできず、申し込みをできない状況にあったのです。そのような理由を話しても、履修許可はできないと言われました。どのようなやむを得ない事情があっても、期日が過ぎたという理由のみで履修手続きができず、必要な単位が取れないというのは、問題ではないでしょうか?私自身、このような状況に直面し、困っています。できれば、この質問に対する回答および対応をお願いします。
 最後になりますが、私が所属する理学部の教務の方々、ならびに文学部の教務の方には、私のぶしつけな質問やお願いにきちんと対応していただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。

回答日時:2002/11/06 18:58

回答

文学部・文学研究科教務掛 より  
 集中講義「博物館学III」の履修に関するご意見については、その経緯(誤りがあれば指摘してください。)と併せ下記のとおり回答します。

           記
◇経 緯

1. 関係部局に対する開講案内は、7月22日(月)の週、前半に送付し、学部長等からの履修許可依頼の提出期限を9月30日(月)に設定しました。 
2. 10月当初、理学部担当者から、諸般の事情で期日まで登録できなかった学生がいるとの連絡を受け、10月3日(水)を最終期限として合意しました。
3. 投書者が、文学部教務掛窓口への来訪は、10月10日(木)であり、遅延理由の説明と追加登録をして欲しいとの強い申し出がありました。
4. 文学部担当者は、2.の合意事項のほか、他学部学生の履修上の責任は取り得ないから理学部の担当掛で説明を受けて欲しいこと、文学部及び他学部学生からの申し出についても、10月3日(水)以降は全て断っているため、特別扱いはできない旨の説明をしました。  
5. 投書者が文学部教務掛に来た時点で既に事務的整理を終え受講者名簿(62名)は担当教官に送付済であったこと、土、日及び振替休日があり、開講日(10月15日・火)までには1日の時間的余裕しかなかったという事情もあります。

◇回 答
 本学部(研究科)では、関係規定等をふまえ「所定の履修手続きをしなかった学生については、成績報告があった場合でも(担当教官の了解を得て)その成績は無効として取り扱い、認定しない。」との原則で処理をしています。

 所定の手続きを経ずに「担当教官(非常勤講師です)の許可を得て履修し、授業に出席し、試験も受けたから、通常は単位を取得できる。」との考え方はとうてい納得できるものではありません。また、断念した学生との不公平是正は今となっては不可能という事情もご理解ください。

 したがって、公平な取り扱いと併せて履修手続きの原則を順守するとの観点から、でき得る回答は「否」となるのは必然であることをご理解ください。

◇補 足
 この件で、もし「諾」と回答した場合、類似の状況で断念を余儀なくされた他の学生に対して著しく公平を欠くことになります。また、不公平是正の申し出があった場合に文学部(文学研究科)が対処できる方策(授業をもう一度開講する以外)はありません。
 投書者は、修士1年とのことで、今後、論文作成等で多忙な年次になるとは思いますが、綿密な履修計画をたて、次年度での履修を検討されるようにお勧めします。
 なお、他学部等も同様と確信しますが、実務担当者(掛)は、杓子定規で融通がきかず柔軟性に欠ける対応を本意としてはいません。実際、学生に不利益にならないようにとの配慮は、できる範囲で柔軟に対応をしているつもりであることを申し添えます。

                       文学部・文学研究科教務委員会委員長 [補足]                           2003年3月3日
 上記回答は平成14年11月6日に受け取りましたが、投書内容以外のことについても言及されていたので、それでよいか確認していたため、公開が遅れました。この回答でよいとの確認がとれましたので、公開します。
 公開が非常に遅れたことについてお詫びします。
                            「学生の声」運営委員会

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