寄せられた意見・要望と回答

投稿日時:2002/04/26 14:43

学部2年生以上の奨学金について

学生生活協議会御中
 今年度から日本育英会の奨学金が原則一年生しか申請できなくなったようです。(今月に出た掲示ですと、今年度は余裕があったので2年生も限定的ながら申請できるようですが。)日本育英会や国の奨学金政策もこのことの背景にあることは理解しますが、私は一年生以外の高学年にも奨学金申請の必要がある方が多々いらっしゃると思います。
 私の友人に工学部へ高等専門学校から編入してこられた方がいるのですが、その方はかなり生活困窮度が高いにもかかわらず、(工学部の窓口で相談されたそうですが)三年生対象の奨学金は無いと言われたそうです。
 不況の長引くなか、両親がリストラされた、あるいは事故や病気に遭われたというような方にとって、(今後も続けると公示があった)短期の緊急採用だけでは不十分であり、奨学金を申請できないがために学業を諦めなければならない方も今後おられるかと思います。学生生活協議会、学資専門委員会、各学部の委員におかれては、育英会・民間問わず高学年の奨学金制度の充実をはかられますことをお願い申しあげます。特に編入学の方にもご配慮をお願いいたします。

回答日時:2002/05/21 09:11

回答

学生生活協議会学資専門委員会 より  
 高等専門学校から工学部に編入学した学生への奨学金について、回答いたします。
 昨年の「 学生協だよりNo.18」(2001.12.18)でお知らせしましたように、平成14年度は日本育英会からの通知のとおり、募集対象者を原則として1年次の学生に限定することにいたしました。その理由については、東北大学新聞第315号(2002.4.9)で紹介されていますが、日本育英会の奨学金は、大学入学前に採用を内定する予約採用枠を増やしたため、大学入学後に申請を行う在学採用分が減少しました。このため育英会は、在学採用の募集を原則として1年次学生に限定するよう求めております。
 実際、日本育英会から本学に届いた平成14年度の奨学金の推薦・選考書類では、第一種奨学金、きぼう21プランとも1年次に限定されております。第一種奨学金については、2年次以上の学生枠も若干名(17人)内示されていましたので、従前通り限定的ですが2年次の学生も募集対象といたしました。
 本年度はご指摘にもありましたように,高等専門学校を卒業して工学部3年次に編入した学生が新規に日本育英会の奨学金を申請することは,出来ませんでした。ただし,学士編入学や高等専門学校を卒業してから本学の3年次に編入学した場合、編入学前に奨学金を貸与されていた者は,書類申請さえ怠らなければ,継続(高専はきぼう21プランに限る)して,受けることができます。家計状況が急変した場合,緊急・応急採用という制度を利用することができます。
 また,日本育英会以外にも地方自治体などの地方公共団体あるいは民間奨学団体の奨学金で,3年次以上を対象としたものもあります。
 お話に出た学生さんにはどのような選択肢が可能か、部局担当窓口又は川内キャンパスの奨学担当窓口に相談されることをお勧めします。

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