電気系実験棟１階の女子トイレを改善して欲しいです。
実験棟に女子トイレという名称の空間はありますが、中はただの男子トイレです。「２０１１年にここは女子トイレに変わりました」という張り紙があるだけで中には男性用便器が広がっています。男性が入って来ないということがわかっていても扉を開けた途端に男性用便器が広がるという光景には、とても強いショックを受けます。何度入ってもなれる事はありません。その度になぜ私はこんな仕打ちを受けているのだと悲しくなります。２０歳そこらの女性に男性用トイレを使わせるというのは、ただのハラスメントと言っても間違いではないように思います。掃除されているかもわからないほどに汚い床で、個室とはいえ男性が過去に弁を催したであろう場所に座るのは正直しんどいです。
それなら使わなければ良い、という考えもあると思います。しかし、一番近くて清潔な１号館のお手洗いには距離があり、実験班のメンバーに迷惑がかかると思うと抵抗を覚えます。また、中には、なぜ近くにトイレがあるはずなのにこんなに遅いんだ、サボっているのではないか、と理解してくれないメンバーやTAもいると思います。直接口に出されなくても、女子が少なく特定されやすい環境下ではできる限り自分を守りたいと思ってしまうので、実験棟のお手洗いを使うしかありません。中途半端に女子トイレを作るくらいなら、いっそないほうが嬉しいです。時間がかかることを正当化できます。作り直しが難しいならあそこを即刻男子トイレに戻してください。
また、そもそも実験中にお手洗いに行くということがそもそも間違いなのだという考えもあると思います。しかし、女性は生理の日などどうしても途中で席を立ちたい日もあります。特に量が多い日は、３時間以上ナプキンを変えられないというのはとても苦しいです。
過去の先輩方はただ我慢していたのかもしれません。しかし、少なくとも私をはじめとするB7の女子学生にとって学生実験棟の女子トイレの有様はひどいストレスの対象となっています。大げさかもしれませんが、これはとても大事なことであり、心が酷く傷つけられることなのです。学生実験は今学期だけではありません。門戸開放、女性にも優しい大学であると聞いて私は東北大を目指しました。特に工学部は女性研究者のために様々なことをしてくださっていると伺っています。早急な検討・改善をどうかよろしくお願いします。
【工学部電気系建物委員会より】
電気系南実験棟にはもともと女子トイレがなく、隣接する1号館のトイレを利用してもらっていました。2011年の東日本大震災の際に1号館が使用不能になったことから、緊急避難的に男子トイレの一部を女子トイレとして利用することになり、現在に至っています。女子学生の皆さんにご不便をおかけしていることをお詫びします。
工学部においても、男女共同参画の観点から、女子学生の皆さんに過度な負担をかけることがないよう配慮しているところです。その点から、ご指摘の女子トイレは改修すべきものと思われます。一方、南実験棟は2019年度から改築が始まり、2020年度末には新しい建物となることから、現状の南実験棟に大きな改修を行うことは難しい状況です。もし現状の女子トイレの利用が憚られるようであれば、遠慮なく1号館の女子トイレをご利用ください。それによって実験班の中で不満が出るようであれば、それは不満を感じている学生の方を含めて教育的な観点から調停すべきことですので、教務係までご相談ください。