寄せられた意見・要望と回答

投稿日時:2019/04/03 10:43

図書館の学外者利用について

東北大学附属図書館の学外者の利用について、2012年の以下の投稿への回答
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/gakuseishien/gakuseinokoe/16461-1349592361.html
では「本学図書館の方針として、学内者・学外者に関わらず、利用に当たって、目的や蔵書使用の有無を問いませんし、自学自習や受験勉強目的であっても入館を認めています。」
と目的に関わらず学外者の図書館の利用を認めていますが、2019年4月現在、学外者は図書館の資料を利用する以外の目的では入館が制限されているようです。
附属図書館の組織の中で意見が統一されていないのか、方針が変更されたのか、また、もし方針を変更して自習を禁止したのであればなぜその旨を図書館サイトに明示していないのか、教えていただけないでしょうか。
個人的には、図書館をさまざまな学外者に利用してもらう制度は東北大学の「門戸開放」の理念に則っていると感じ誇らしいと思っていたため、試験期間中はともかくそれ以外の時期に利用が厳しく制限されてしまうことはとても残念です。

回答日時:2019/04/26 14:02

回答

【附属図書館より】
附属図書館は、ミッションにも掲げておりますように、本学における学術情報流通の中核として情報基盤を担うのと同時に、「国内外並びに地域社会における学術研究の進展及び文化の振興に寄与」することも目指してまいりました。一方で2016年頃より、学外の方が館内の閲覧席で、当館所蔵の学術資料を利用せずに、個人でお持ちの教科書・参考書のみを使用して試験勉強等をされるケースが著しく増加し、本学の教職員・学生の教育研究、ならびに調査・研究用途で来館される学外の方の利用に支障が出てきておりました。
そのために、残念ながら、学外の方で、当館所蔵資料の利用を目的としない場合の閲覧席利用は制限せざるをえなくなりました。2017年1月から、当館受付にてその旨を説明し、利用目的が資料利用以外の場合はご遠慮いただいております。ウェブサイトでの周知を怠っていたことは、誠に申し訳ございません。今後明記いたします。
館内のスペースは限りがありますので、学習や研究を行う学内関係者、また当館の資料による調査、研究を目的とする学外の方の利用を優先することは致し方ないと考えております。当館が目指すべき、地域社会における役割は、公共図書館や学校図書館などでは入手の難しい学術的な資料を広く学内外に提供することと考えており、その役割を十分に果たせるよう、これからもサービスの在り方を改善して参ります。何卒ご理解をお願いできますと幸いです。

(参考)東北大学附属図書館「ミッション声明」
東北大学附属図書館は、本学における学術情報流通の中核として情報基盤の重要な部分を担い、研究者・学生及び職員が必要とする情報資源の収集、創成、組織化、並びに提供を通じて本学における教育・研究活動を支援する。さらに、国内外並びに地域社会における学術研究の進展及び文化の振興に寄与する。
http://www.library.tohoku.ac.jp/about/index.html

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