寄せられた意見・要望と回答

投稿日時:2012/04/13 16:21

情報弱者である新入生への配慮

私は、川内北キャンパス・マルチメディア棟にてテクニカル・アシスタントを勤めている大学院生です。
本日、ある新入生(Aさん)から次のような相談を受けました。
すでに大学として対応なさっていることと存じますが、引き続き教員の方々への周知のほど、よろしくお願いいたします。

//以下、相談内容

【背景】
 必修の授業で、250枚の電子データ(PDF)を配布され、毎回それを参照するようにとアナウンスされた。教員は「みんなノートパソコンか何か持ってるだろうから、それで見ればいいよね」という前提で考えているようであった。
 しかし、相談に来たAさんは、経済的理由でノートパソコンを持っておらず、またインターネット回線もつないでいないということだった。引っ越してきたばかりでアルバイトも決まっていないので、情報環境が整うにはしばらく時間がかかるだろうと話しておられた。よって、Aさんは自分で資料を印刷しなければならない。既に60枚、授業の印刷で使用した。
 Aさんは、この調子で他の授業でも印刷を求められた場合、半年間の限度枚数である120枚をすぐに越えてしまうのではないかと心配していた。

【私が取った対応】
次の2点を提案した。
・1ページに8枚載せるなど、できるだけ枚数を節約する工夫をする
・その教員に事情を相談し、例外的に1部、教員側の教材費の範囲で印刷していただくようお願いしてみる

【このケースから学びうる論点】
このような場合、情報的(経済的)弱者である学生ほど、学習面で不利な立場になってしまうことが予想される。電子書籍等の利用を前提とする教員には、電子媒体を活用できない学生については個別に例外対応を行うことが望ましいのではないか。
 授業の最後に一言、「(環境を整えるのが)難しい場合は相談してください」
と付け加えるだけでも、学生側の心理的負担は軽減されると思う。

回答日時:2012/05/18 15:59

回答

教務課より

 マルチメディア棟でのテクニカル・アシスタントとしての適切な対応をありがとうございました。
 相談内容については、学務審議会教務委員会で対応し、全学教育の授業を担当する教員に注意喚起いたしました。
 今後ともテクニカル・アシスタントとしてご協力お願いします。

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