寄せられた意見・要望と回答

投稿日時:2023/11/24 20:33

博士四年生への支援について

【文学研究科 大学院(博士・後期)】


博士課程の学生への修学支援(特に人文科学分野)に関する要望に関して投書させて頂きます。
本邦では、博士後期課程の標準修業年限が3年とされており、東北大学の各種支援(寮やユニバーシティハウス、大学独自の奨学金であるグローバル萩博士学生奨学金等、学費免除)が標準修業年限中の支援となっていると思います。一方で、人文科学の分野において、修業年限である3年間で博士課程を修了した学生(平成29年度入学)の人数は「207人(約22%)」(学校基本調査 / 令和2年度 高等教育機関《報告書掲載集計》 卒業後の状況調査 大学院に基づく)と、工学等の分野と比較して、とても低い水準となっています。
このような中、人文科学の学生にとって、各種支援が打ち切られる博士4年目が経済的に非常に厳しい状況とならざるを得ない現状があります。フィールドワークや留学、語学習得が必須な分野によっては3年での卒業がほぼ不可能であるにも関わらず、4年目からは支援がなくなるためアルバイトに専念する必要が生じ、結果として博士号の取得に5年や6年かかるという例も身近に存在しています。
そのため、学振等に採用された優秀な学生であっても、4年目以降はアルバイトをする必要があり、本来は4年で修了できたにも関わらず、修了まで5年以上かかるという悪循環が生じているように存じます。当然、全ての博士学生が修了するまで支援を継続してほしいというわけではなく、一定の審査に合格した4年目の学生には現状の支援を継続するか、4年生向けの支援策を設けてほしいというのが今回の要望です。4年生になったとたん、奨学金が停止したり、学費免除に申し込めなくなったり、住む場所がなくなるというのは、学生にとって、とても厳しい状況です。また、博士学生が東北大学の研究を支えている面も大きいので、4年目以降の学生がアルバイトで研究に満足に取り組めないというのも、研究機関である東北大学にとっても大きな損失であると存じます。更には、博士4年まで支援するという点を東北大学の強みとして宣伝すればより優秀な学生を集める事にも繋がると存じます。
どうか、博士4年生(特に人文科学分野)への支援策を拡充するか、既存の支援を4年生までは継続して頂けないでしょうか。特に授業料が大きな負担になるので、家計状況に応じて博士4年生でも免除していただけるようにならないでしょうか。(なお、投書者については3年での修了を予定しています。決して自身のためではなく、東北大学の研究環境の改善、東北大学の博士学生の仲間たちのために本件を投書させて頂いたことを申し添えます。)

回答日時:2024/01/23 09:14

回答

【学生支援課より】

 「学生の声」へ投書いただきありがとうございます。

 授業料免除制度においては、学校が認めた特別な事由があると認められかつ学業の基準を満たす場合、原則として修業年限超過1年間は申請することができます。また徴収猶予、月割分納はこれによらずご利用いただけます。なお、授業料免除支援の原資は税金でもあるため、適正、かつ公正な使用・執行が求められることから、文系・理系で支援に差異を設けることはありません。
 「学寮」に関しては、経済的困窮者を支援する性質の学生寄宿舎であることから、管理運営責任者の判断により、個別の事情を鑑みて標準修業年限を越えた場合も継続入居することが可能です。

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