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大学構内記念碑紹介

                    

第二高等学校記念苑

二高について

 東北大学片平キャンパスの正門に向かって、右手(南)50mほどのところに第二高等学校という木製の看板のかかった煉瓦造りの古風な門があります(東日本大震災の影響を受けて損傷しましたが、同年10月までに、尚志同窓会が二高創立125周年記念事業として木製の看板の更新や門柱の修復をしました)。そこを入ると正面に二高校歌碑、左手に蜂章の碑や記念苑の由来が書かれた陶板などが設置されています。このエリアは第二高等学校尚志同窓会が数度にわたって整備してきました。

 この大学構内記念碑紹介の(4)-2「片平キャンパスの建物配置の変遷」(5)-3「二高生「尚志の像」」ですでに紹介しました旧制第二高等学校(以下、二高と略)を記念する記念苑です。

 二高は、1886(明治19)年12月中学校令により第二区の仙台に高等中学校が置かれることとなり、翌1887(明治)20年4月第二高等中学校(大学予科、医学部)が設置されたのに始まり、1894(明治27)年高等学校令によって第二高等学校となったものです。1901(明治34)年に第三高等学校(岡山にあった医学部を除く)を土台に京都帝国大学が設置されたことにともない、高等学校の制度改革が行われ1904(明治37)年医学部は仙台医学専門学校として独立し、二高は大学予科だけになりました。戦後の学制改革によって東北大学に包摂され1950(昭和25)年3月その歴史をとじました。この間、12,514人の俊秀を世に送り出しました。卒業生を1万4千人以上とする記述もありますが,『第二高等学校史』(第二高等学校史編集委員会,1979,10.26)の「校史史料」によれば,中退者1,187人,24年修了者338人で総計14,039人となりますので,この数字が卒業者総数となったのかもしれません。


二高尚志同窓会と記念事業

 尚志同窓会の起源は1894(明治27)年9月ということですが、同会は二高創立125周年記念総会を震災の年の2011(平成23)年10月25日に開催し、会員の高齢化(会員数約1,500人、最低年齢79歳)で解散を宣言しました。この間に「尚志会雑誌」明治44~昭和16年46冊、準会報「二高尚志」昭和27~51年144冊、「尚志」1~88号特別号含め91冊等を発行し(「二高同窓会沿革略表」『尚志』第88号)、今日では二高を知る貴重な資料となっています。

 また、尚志同窓会は二高創立後の節目ごとに記念行事を行い、その証を、東北大学キャンパスはもとより仙台市内のゆかりの地に印し、さらには浄財を東北大学の奨学資金としても寄付されてきました。二高関連の記念碑はこの事業に由来していますので、開催された記念行事を列挙してみると以下のようになりました。雑誌「尚志」に掲載されたものから拾ってみました。ことあるごとに○○周年記念を開催したとする記事も同誌にありますので、まだほかにもあるかもしれません。


  1912(大正 元)年創立 25周年記念式開催

  1926(大正15)年創立 40周年記念式開催

  1937(昭和12)年創立 50周年記念式開催

  1948(昭和23)年創立 61周年記念式開催

  1949(昭和24)年創立 62周年記念式(東北大学に包摂されることとなる)

  1969(昭和44)年創立 80周年(片平二高記念碑建設、募金目標500万円)

  1976(昭和51)年創立 90周年記念(参加者1,700人、募金6,300万円、雄大剛健碑、記念植樹、二高史編纂、尚志同窓会全国組織確立、事務局設置)

  1982(昭和56)年創立 95周年記念総会

  1986(昭和61)年創立100周年記念式典開催(参加者2,300人、募金1億2千万円、二高青年像、三神峯記念碑、明善寮歌碑、記念植樹)

  1996(平成08)年創立110周年(参加者1,200人、募金6,400万円、片平・北六両記念苑整備)

  2001(平成13)年創立115周年(参加者 970人、募金4,400万円、資料整備)

  2006(平成18)年創立120周年(参加者 540余人、尚志基金3,000万円、史料展、絵画展)

  2011(平成23)年創立125周年(参加者 353人)


 と実に精力的に記念式・総会を開催し、その都度、旧友との交流のみならず仙台市、東北大学等との交流を深め、また数々の記念物を設置してきました。東北大学は寄贈された貴重な二高関係資料や記念物等を受け継ぐとともに、資料整備・管理・活用を約束しています(野家啓一理事の総長代理の創立125周年記念総会挨拶及び引継ぎ挨拶「尚志」新刊第9号,p.4.)。

 1986年創立100周年記念式典では、当時の石田名香雄東北大学学長は「この機会に銘記されねばならぬことは、新生東北大学がその誕生時に二高を包摂した歴史的意義を深くかみしめ、東北大学は将来その歴史と伝統とを形作っていく上で、包摂校の歴史と伝統をも継承発展させる使命を託されたものと考え、その決心をかためることにあろうかと思っています。」と挨拶しています。(「尚志」第29号,p.13.)

 そこで、二高関係の記念物はたくさんありますので片平キャンパス、雨宮キャンパス、三神峯をはじめ仙台市内を三回に分けて紹介します。『尚志の契り』(第二高等学校創立110周年記念、平成8年)に主な記念物がまとめられています。




(大学構内記念碑紹介(7)-2 へ続く)





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