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東北大学100周年記念セミナー
特集 | 大西 仁 副学長

■創立100周年を迎えて

 東北大学は、1907年、明治40年に東北帝国大学として創設されました。2007年の今年はちょうど100年目となり、それを記念する様々な行事を計画しています。

■100周年記念事業の目的

特集 | 大西 仁 副学長 100周年というと、どうしても過去を振り返ることになりがちです。また内輪だけのお祝いに終始する可能性もあります。しかし百周年記念事業実行委員会としましては、これを過去ではなくて将来に向けたものにしたいと考えており、今後の大学の在り方を考えて、内輪で祝うばかりでなく社会の方と一緒に企画する事業にしたいと思い、できる限りそのように進めております。
 また、次の100年に、過去100年の伝統を踏まえて東北大学は何を成したいか、社会に対してどのような貢献ができるかについて、広く社会にお知らせし、それに対して皆様から広くご意見やご助言を頂く機会にしたいと考えております。
  東北大学が次の100年に何を成したいという事については、「科学が次の100年で創り出せること」をテーマに、東北大学の最先端の研究成果を一般の方にわかりやすく紹介する講演会「100周年記念セミナー」を、2005年から東京と仙台で開催してきました。
 科学というものが、次の100年でどのように発展し、人類社会、人々の生活において、どのように役に立てるのかということを、広くご理解いただくためのものです。
 また海外とも提携してイベントを企画しております。
 今年、いよいよ100周年の年が始まり、大きなイベントの最初のものとして、2月に「日仏ジョイントセミナー “Lyon - Tohoku, Teaming for the Future” 2020年の科学・技術の姿」を開催しました。
 これは、偶然にもリヨンにある2つの名門グランゼコール(Grandes Ecoles)、国立中央理工学校リヨン校(Ecole centrale de Lyon)と国立応用科学院リヨン校(Institut National des Sciences Appliquees de Lyon)が、それぞれ創立150周年、創立50周年を迎えるということで、東北大学の100周年とあわせて、3校合同で行う祝賀イベントとして企画したものです。
 この2月にフランスのリヨンで3校主催のセミナーを開催、100周年の今年が幕を閉じる12月に再び3校主催のセミナーを東京と仙台で開くことなっています。
  このようなイベントを通し、東北大学が次の100年に向けて何を成したいか、或いは何ができるのか、ということを、広く社会の方とともに考えていきたいと思っております。

■100周年記念事業の4つの柱

 今年に限らず数年に渡って100周年記念事業を計画しており、その事業には4つ大きな柱があります。
 1番目には東北大学基金の創設。これは、現在広く募っている100周年の記念募金を用いて、東北大学が研究教育や社会貢献を大学独自で進めるための基金を創設するものです。
特集 | 川内記念講堂 2番目が100周年記念会館(仮称)の建築です。創立50周年を記念して建てられた東北大学記念講堂と、隣接する松下記念会館を改修して、最先端の国際会議や本格的なコンサートに利用できるアカデミックホールを中心に、新たな記念会館として蘇る予定です。2008年の3月、100周年の年度が終わる頃の竣工を予定しており、仙台に一流のコンサートホールが誕生することになります。それによって、大学が文化創造・発信の中心拠点としての役割をも担えるようになると思っております。
 3番目が「東北大学百年史」の刊行です。これは東北大学の100年の歴史を綴った11巻からなるもので、平成21年まで数年に渡って刊行していく予定です。
 それから4番目が記念催事の開催で、100周年を記念する数々のイベントを用意しております。

■記念催事のご案内

特集 | 大西 仁 副学長 今年は様々なイベントを予定しておりますが、特に卒業生や地元市民の方々に是非ご参加いただきたい特筆すべき3つをご案内します。
 1番目が、8月27日(月)に仙台国際センターで開催される「100周年記念式典・懇親会」。これは記念行事の中で最大の公式行事となり、国内外から大勢の来賓の方にご列席いただいて式典を行うものです。
 そして2番目が「100周年記念まつり」です。「100周年記念式典」の前々日25日(土)、前日26日(日)に、片平キャンパスを開放して、在校生、教職員、卒業生、保護者、更に地元市民の皆様にもお集まりいただき、創立100周年を祝うものです。26日夕刻からは「100周年記念祝賀会」と銘打った野外パーティーを企画しております。卒業生の皆さんには、このイベントが最も参加しやすいものだと思います。是非お越しいただき、在校生や教職員との交歓の機会として、またOB、OGの方同士の再会の場として、大いに楽しんでいただきたいと願っております。
 3番目として、ホームカミングデーの第1回開催を企画しております。ホームカミングデーとは、卒業生の皆様が、ご家族もお連れになって母校に帰ってきていただくという企画で、今年は10月6日(土)、7日(日)に、来年以降は、毎年10月の体育の日の前日と前々日の開催を予定しております。今後は、全学同窓会の総会や、各部局の同窓会、各サークルのOB会などを、このホームカミングデーに集中して開いていただいて、卒業生の再会の機会としていただきたいと思います。他にも、在校生を含めた活動、例えば体育会系・文科系のサークル活動の機会としていただいてもよいですし、更には、卒業生の方による在校生向け就職説明会を開催する機会としても活用していただきたいものです。
 以上の特筆すべき3つの企画の他にも様々なイベントを準備しておりますので、是非「東北大学創立100周年記念事業」ホームページの「ロードマップ」にて、詳細情報をご参照いただければと思います。

 

東北大学創立100周年記念事業 ホームページ
http://web.bureau.tohoku.ac.jp/100aniv/index.html

■同窓生の皆様へ

 東北大学が変わりつつあるということを、学内にいる私達は日々肌に感じております。卒業生の皆様にも、是非仙台を、母校をお訪ねになって、東北大学の変容を実感していただきたいと思います。また、東北大学をどのように変えていくべきかについても、外から眺めるだけでなく大学の中に飛び込んで、多様な形でご参画いただきたいと考えております。これからの大学にとっては、卒業生をはじめとする学外の方々の参画が非常に重要であると考えております。同窓生の皆様のお力添えとご参画を、是非ともお願いしたいと思います。私達大学側も大きな期待をしており、非常に楽しみにもしております。

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