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インタビュー

                    

日本人の応援歌を歌いつづけたい。

ニホンジン 音楽バンド
2015年5月更新 ニホンジン(にほんじん)

 エムサイズ佐久間ボーカル担当 / 東北大学教育学部(教授学習科学コース)在学中

 リュックサック今井ギター担当 / 東北大学文学部(人文社会科学科行動科学専修)卒業

 ペンション佐々木ベース担当 / 東北大学工学部(化学バイオ工学科応用化学コース)卒業



ニホンジン 音楽バンド

今回のインタビューでは、先入観を抱かせることなく、幅広い年齢層の方へ興味を持っていただくため、あえてキャラクターを使用したいというニホンジン様の思いから、キャラクター画像を使用しています。

※3体の生き物はニホンジンのライブ会場や仙台市内に突如現れる謎の生命体。左からぺんぺん(黄色)、えむさく(ピンク)、りゅっくん(水色)


軽音楽部で腕を磨き、学生時代にプロデビュー

私たちは3人組で活動している在仙エンターテインメントグループです。音楽を中心として様々なエンターテインメントに挑戦しています。音楽の主なジャンルはポップス。バンド名の「ニホンジン」は、日本人を応援する歌をずっーと歌っていきたいという思いを込めて、名づけました。自分たちで曲づくりから行い、オリジナル曲を歌っています。職業ソングプロジェクトという新しい曲作りにも挑戦しています。一般に働く方に仕事に対する思いや仕事での出来事などをインタビューさせて頂き、そこで感じた「想い」を楽曲にしています。曲の提供もしていて、嵐やSexy Zoneの楽曲を手がけました。

2015年2月にメジャーデビューを果たし、トイズファクトリーからファーストアルバム「ニホンジンのうた~ゴハン~」(2015年2月4日発売)、セカンドアルバム「ニホンジンのうた~シャケ~」(2015年初夏発売)をリリースし、全国に向けこの作品を届けるため奮闘しております!(佐久間談)


メンバーとの出会いは東北大学の軽音楽部でした。軽音楽部は東北大学では2番目に大きいサークルで、部員が1学年に5~60人、総勢300人ぐらいの大所帯。入部した当初は花見とか、飲み会に参加して、そこで仲良くなった仲間でバンドを組むことが通例です。私たちも、今のメンバー3人にもう一人ドラマーを加えた4人組のバンドで出発しました。3人それぞれがそのドラマーの友だちで、彼の紹介で一堂に会して「一緒にバンドをやろう」となったのです。(今井・談)


仙台市内のライブハウスで歌うようになって、音楽プロダクションのエドワード・エンタテイメント・グループの社長さんと出会いました。「プロデビューしてみないか」とお声をかけて頂いて、2011年6月から本格的に活動を開始しました。

ロッカールームにエドワードさんから「やりますか?」と電話がかかってきて、全員「はい!」と返事したことを今でも覚えています。ところが、ドラム担当は家族が猛反対でバンドから外れて就職することになり、3人のメンバーで活動を行うことになりました。(佐々木・談)


それから1年半ぐらいは、曲づくりに打ち込みました。何せそのノウハウは何も知らないですし、いろいろ試行錯誤をしました。今は、大体こういう感じというスタイルができてきました。以前はコンピュータで作曲して後で詞をつけてましたが、もっと言葉を吟味して作詞から始めようと考えるようになっています。

20曲ぐらい作って、ライブコンサートをしながら4枚の自主制作版CDを販売しました。人前で歌い始めたのは2013年5月頃かな。CDはできるだけ自分たちの手で売るようにこだわっています。(佐久間・談)


ちなみに、2014年6月に行われたTSUTAYA仙台駅前店のイベント“ニホンジンスペシャルサンプラー”を開いて、TSUTAYA全店過去5年間における1店舗1日での最大レンタル貸し出し数を2.8倍上回る記録を達成して日本一となり、カルチャーコンビニエンスクラブから盾を頂きました!(今井・談)

▲1stアルバム「ニホンジンのうた~ゴハン~」

▲1stアルバム「ニホンジンのうた~ゴハン~」(2015年2月4日発売/トイズファクトリー)




勉強だけでなく、仲間や先生から学んだことは大きい。

大学時代の記憶と言えば、軽音楽部のことが大きいですね。部室での練習は、各バンドが1週間で2時間もらえました。メンバーはいつも一緒ではなく、学部学科はそれぞれですし、この練習の時に集まったものです。


2ヶ月に1回のペースで定期演奏会があって、出たい人は全員出られます。多い時には40グループ位だったので、演奏会は朝から夜まで2日間にわたりました。打ち上げもあって、この時にお互いに評価したり、いろいろ話し合いましたね。ほとんどがロック系で、私たちのようなポップスのバンドはあまりなくて、下手ではなかったのでそれなりに扱ってくれて、みんな仲が良かったなー。(佐々木・談)


大学1年、2年の時は、授業をサボったり不真面目といえば、そうでした。3年になって専門課程で学ぶようになってから、真面目になりましたね。

自分が所属していた研究室は行動科学でしたが、世の中に対して科学的な態度をとって研究していく所でした。従来の文系は難しい概念を使って論じがちでしたが、行動科学は数学の知識や、経済学の研究結果を使って研究していきます。それを学んで、科学的にものを見ることは大事かなと思うようになりました。物事を決定する際に、直感が間違っていることもあるので、本気で追求するには科学的な見方も重要です。(今井・談)


僕も研究室に入ってから、研究がスゴク面白くなりました。化学系の研究室に入った理由はコアタイムがゆるかったからですが(笑)。X線を使って発光する物体を作る研究に取り組みましたが、興味があったわけではないのにどんどん面白くなったのです。世の中に無いもっといいものを自分の手で研究して作りだせるのは、ホント楽しいです。

東北大学って、学生が世界の先端研究に触れられるという魅力はデカいです。(佐々木・談)


東北大学で得たことで一番は、仲間に恵まれたこと。真面目一筋の人も、そうでない人も、いろんなタイプの人と出会えて、いろいろ学ぶことが多かったです。(佐久間・談)


自分が東北大生に感じたのは、割とさらっと大きな夢を語る人が多いことです。例えば、来年はたぶん海外に留学して、ついでに英語を話せるようになると言って、本当に実現してしまったりする。夢が自由で大胆で、一段階大きい人が、身の回りに当たり前にいるということは、自分の将来を考える際に大きく影響してくると思います。

最近の高校生を見ていると、将来の夢をあまり語りたがらない。中には、例えばパティシエになりたいというとその専門学校に入ろうとしていて、何か学校に入らないと職業をめざせない、そんな考え方をしているように思います。東北大学では、そういう学校の枠の中での一本道ではなく、好きだと思ったら自分の力でやるとどうとでもなる、そういう人が居るので自分もできる気がしてきます。そういう人が周りに居るかどうかが大きいと思います。(今井・談)


東北大学では、最前線で研究している先生が隣りにいて、すぐに相談に行けましたね。 ある先生が謝恩会で「世の中には2種類の人間がいます。新しいことに挑戦する時に、今までやったこともないし、能力が足りないから遠慮するという人と、やってみるという人がいるが、後者であって欲しい」と話して下さいました。この言葉がすごく心に響きました。(佐々木・談)


同窓生の応援は心強いので、よろしくお願いします!

ニホンジンは、元々大学1年の頃から格好つけてもしょうがないと考えていて、「隣りにいるバンド」というように身近な存在として思ってもらいたいです。

それで「3人の雰囲気が伝わるといいね」と今、YouTubeで「今日のニホンジンプロジェクト」を毎日夜7時に動画配信しています。日々、音楽だけでなくいろいろなジャンルのエンターテインメントに挑戦していますので、ぜひ覗いてみて下さい。

働く人たちの思いを代弁していきたいと立ち上げた「職業ソングプロジェクト」は、 「教師」「美容師」「知事」など既に13の職業ソングを発表しています。まだ発表していないものも含めて、今後もいろんな職業の方をインタビューして歌にしていきたいです。

この職業ソングをきっかけに、宮城県の高校や中学校30校以上を訪問。例えば、卒業式や文化祭などで、サプライズ演奏をしています。職業ソングを歌うだけでなく、生徒の皆さんとお話をすることも大事にしています。(佐久間・談)


ライブ会場に、高校生とその親御さんというように親子でいらして下さるのが、とても嬉しいです。ウチのライブは、とにかく子どもからお年寄りまで家族ぐるみで来られて、年齢層が幅広いですよ。(今井・談)


僕たちのファンクラブもありますので、ウェブのホームページで見て頂きたいです。ぜひ入会して頂きたいので、よろしくお願いします。(佐々木・談)


今後の目標としては、宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)でライブを行うことです。とにかくライブコンサートをしていきますが、4月29日 2000人限定コンサート『仙台サンプラザホールのニホンジンプロジェクト』はお陰様で完売しました。次は6月13日に白石のホワイトキューブアリーナで2000人規模のコンサート、さらに9月19日に4000人限定コンサート『ゼビオアリーナ仙台のニホンジンプロジェクト』を予定しています。チケット代1000円なので、ふらっと気楽に来てもらいたいです。

道端でライブのチケットを売ったりしてますが、「東北大生ですよね」と声をかけてくれるのが同窓生なのです。とても嬉しい気持ちになります。よろしければ在校生、卒業生の皆さんに応援して頂けるように、もっともっと頑張っていきたいです。(佐久間・談)


▲エムサイズ佐久間(中央・黄色)、リュックサック今井(左・ピンク)、ペンション佐々木(右・水色)

▲エムサイズ佐久間(中央・黄色)、リュックサック今井(左・ピンク)、ペンション佐々木(右・水色)



3人が所属する9人組劇団ニホンジンプロジェクトのHPはこちらから

https://nihonjin.biz/




エムサイズ佐久間(宮城県出身)、リュックサック今井(福島県出身)、ペンション佐々木(青森県出身)をメンバーに、東北大学在学中に結成。宮城県仙台市を拠点とし、ライブコンサートを重ねている。日々の活動などをYouTube「今日のニホンジンプロジェクト」で毎日夜7時に配信。様々な職業のリアルな想いを歌う「職業ソングプロジェクト」を展開中。 2013年10月には『サンドのぼんやり~ぬTV』(TBCテレビ)で、サンドウィッチマンを取材して「お笑い芸人」を作曲。同番組のエンディング・テーマとしてオンエア。「まさに僕らの夏」が、KHB東日本放送の2014年夏の高校野球応援ソングに採用。同曲は楽天イーグルスの球団CM「ライブなイーグルス」篇にも起用されている。大塚製薬「オロナミンC」のプロジェクト『キミハツ』にも参加し、テーマソング「未来」を第1弾として“応援ソング”を制作し、『キミハツ』サイト上で無料配信。幅広い年齢層からの支持を受けるバンドとして、着々とファン層を広げている。




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